旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

抵抗権

2005年10月04日 13時26分03秒 | Weblog

いくら謝罪されようが、お金を積まれようが、ひとは、自分の肉親や愛するひとを殺傷した者を許しません。謝罪は当然のことであり、お金を受け取るのが目的ではないのですから。

肉親や愛するひとを殺傷した者に対して深い反省を求めるために制裁を加えます。確かに、国権の発動としての戦争の場合、制裁の加え方が難しい。7人のA級戦犯の絞首刑や戦後保障によって謝罪が済んだと考える方がおかしいのではないでしょうか?

国権の発動としての戦争には反対です。しかし、肉体的精神的自由を故もなく侵害する者に対しては、自衛のために徹底的に戦いますよ。死を賭してでも。

漫画「三国志」

2005年10月04日 11時30分01秒 | Weblog
                諸葛亮孔明


漫画「三国志」を読み終えた。話の流れについては岩波文庫の「三国志」よりも解り易い。劉備と曹操、孫権の野望、孔明ほか軍師の策術、関羽や司馬仲ら頭目の破天荒。史上の人物たちが繰り広げる歴史絵巻は、さながら血沸き肉踊る。英文の方が読みやすかった「古事記」も、漫画で読んだことがある。やはり、解り易かった。

最近の古本屋さんでは、漫画の売り場が圧倒的に広い。それでも、わたしが読んだ漫画の単行本は、ジョージ秋山「浮浪」、西岸良平「3丁目の夕日」に止まる。弘兼憲史の「黄昏れ流星群」は途中で投げ出した。余りに重すぎる。

ちなみに、近くの古本屋さんでは漫画は半額。文芸・思想・古典関連は、ハードカバーで300円から500円。古本屋を営んでいる古い友人は、「究極のところ古本の価値は、客が決めるのだから。売れるものしか店に置かない。」という。

近くの古本屋さんでは、重厚な装丁の岩波日本思想体系「道元」上下二巻が1000円で、ぺらぺらの漫画は一律定価の50パーセント引きで売られている。この国の活字文化は、一体どうなっていくのだろうか?かなり不安である。