「Kafka on the Shore」は、村上春樹著「岸辺のカフカ」の英訳である。数年前に「風の声を聞け」と「ノルウェーの森」の英訳を買っているので、村上春樹の英訳はこれで3冊目になる。日本語と英語を対照比較しながら読み進めば英訳の「Norweigian Wood」をなおさら興味深く読める。英語という言語が平明で明快な性質をもっていることが容易に理解できる。
いまさら英語の勉強でもない。英文和文の二本立てで読むことが、数十年前に好きな映画「ゴッド・ファーザー」の原著や半藤一利著「日本の一番長い日」の英訳である「The Longest Day of Japan」を読んだ頃からの、私のささやかな趣味なのだ。以来、日本語で読んだことがある著作の英訳や見たことがある洋画の原著や英語のシナリオをみつけると無性に読みたくなる。最近では英文「ジョーズ」のシナリオの臨場感に圧倒された。
アルベール・カミユは好きな作家のひとりだ。英訳が5冊ばかりある。フランス語の原著には全くといってよいほど歯が立たないが、たまにこの英訳を読むと下手な和訳よりも解り易いことがある。たとえば和訳では「分別ざかり」となっているサルトルの英訳のタイトルは「The Age of Reason」である。まだ目を通していないが少なくともタイトルは英訳の方が数段センスがいいように思われる。
いまさら英語の勉強でもない。英文和文の二本立てで読むことが、数十年前に好きな映画「ゴッド・ファーザー」の原著や半藤一利著「日本の一番長い日」の英訳である「The Longest Day of Japan」を読んだ頃からの、私のささやかな趣味なのだ。以来、日本語で読んだことがある著作の英訳や見たことがある洋画の原著や英語のシナリオをみつけると無性に読みたくなる。最近では英文「ジョーズ」のシナリオの臨場感に圧倒された。
アルベール・カミユは好きな作家のひとりだ。英訳が5冊ばかりある。フランス語の原著には全くといってよいほど歯が立たないが、たまにこの英訳を読むと下手な和訳よりも解り易いことがある。たとえば和訳では「分別ざかり」となっているサルトルの英訳のタイトルは「The Age of Reason」である。まだ目を通していないが少なくともタイトルは英訳の方が数段センスがいいように思われる。