二階の和室に「日本の名著」全巻を置いている。たまに、寝酒代わりに背表紙を一覧する。
ここ1週間は、毎晩のように荻生徂徠に手が伸びて、解説に当たる「国家主義の祖型としての徂徠」を昨日読み終えた。次は、「徂徠と中国語および中国文学」を飛ばして「学則」「弁道」に進む。
徂徠「弁道」の最終章は、「学問の方法論についていうと、思索が重要である。思索するときには、諸説がわれわれの補助手段になりえる。宋儒といえども補助手段のひとつに過ぎないという観点が重要だ。」(改竄)と結ばれている。今日の「寝酒代わり」が楽しみだ。