インドネシアの首都ジャカルタから車で1時間半ほどの街で、床屋に行きました。
日本円にして約70円です。当時で5000ルピア。
いつも私がカットに行っているところは4200円。
日本床屋1回分でインドネシアで暮らせば60回分約5年分になります。
どうしても行ってみたかったので行きました。
お店には道路と店内を仕切る壁もガラスもありません。
道路のバリバリと走るバイクの音がさえぎられることなく聞こえます。
とりあえず、1センチだけカットして とお願いしていたのですが、
1センチ?1センチ?としつこく確認されました。
YESYESと答えて、めがねをはずしてされるがままになっていたら、
どうも頭を通るバリカンの様子がスムーズです。スムーズすぎます。
ちょっと待ってとめがねをかけると、バリカンで頭は刈られてしまっておりました。
となりで一緒にカットしていたダロットさん(現地の通訳)に訴えると
だって1センチだろ?といいます。
1センチだけカットしてくれ が 1センチにカットしてくれ に
間違って伝わっておりました。
インドネシアでは床屋で「○センチ」というとそのセンチにカットすると説明されました。
切っちゃったし、もうもとにはもどせないよ と慰められました(?)。
ヒゲもそって70円なので、まぁいいか とあきらめました。
実際は1センチどころか5ミリくらいの髪の毛のながさです。
中学生以来の懐かしい丸刈りに、意外にも周囲の好印象で、
結構気に入ってしまいました。
ミスコミュニケーションといってしまえばそれまで、
しかし、このたぐいの相互の思い違い、思い込みから生じる誤解って
日本人同士でもありますよね。
親子間、夫婦間、でも同様だと思います。
シックハウス症候群や化学物質過敏症になられた方で家族の理解が得られないという悲しい誤解がまだまだおきています。
メディアの力によってそのような誤解が起きないように、
もっと認知度が高まるようにがんばっていってほしいと思います。
お客さんがいないときは店員はイスにすわってさぼる。
カットした髪の毛はため放題。
カット前
カット後