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毎年4月になるとやはり見たくなって出かけて行く、滋賀県長浜市の曳山まつり子ども歌舞伎。
今年はメインの4/15が雨模様で、曳山にはビニールのカバーがかけられて、飾り屋根が見えず残念。
12あるうち今年出番の4つの山組の上演順は前日にくじ引きで決まるから、当日案内所で教えてもらう。
演目は「菅原伝授手習鑑」、「加賀見山旧錦絵・竹刀打ちから奥庭仇討ち」、「仮名手本忠臣蔵・九段目山科閑居」、「鳴神」で、それぞれ40分以内にまとめてある。演じる子ども役者は7才くらい~12才の小学生で、歌舞伎の難しいセリフをよく覚えられるものだと見るたびに感心してしまう。
忠臣蔵九段目なんてストーリーも難解で、わかってやっているのかと思うが、それがまたかわいい。小さな男の子が女方で鳴神の雲の絶間姫なんかをやると妙に色気があるから不思議だ。
長浜の子ども歌舞伎は最近の町おこしイベントとは違って、非常に長い伝統があるから幼い頃から見て親しんでいるのだろう、ちゃんと歌舞伎らしく芝居をしている。
曳山には男の子しか乗ることができないので、女の子たちは外でしゃぎり(囃子)の笛を吹いている。これも上演前に30分近く吹き続けているから大変だと思う。
曳山の移動は昔ながらの人力で、町の人では足りない分は近隣の自衛隊が参加している。車輪が曲がるようになっていないので、梶棒を付けて強引に向きを変えるので壊れないのかと心配になる。
長浜駅前には、昔この地を治めた豊臣秀吉と石田三成の出逢いの像が置かれている。小姓をしていた三成がお茶を出す際の気配りを秀吉に認められて出世のきっかけを作った「三献の茶」というエピソードを表現している。
この町は商店の人でも祭りの関係者でもとても感じがよく親切で、何度訪れても1人でもまた行きたくなる。
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