日大アメフト部 連盟処分より
関東学生連盟が昨晩20時より会見し、日大アメフト部関係者等の処分を発表した。過去に経験のない出来事であったため、初動や本来やっておくべき仕事等の課題はあるが、一定の役割を果たすことに積極的に動いたものと思う。
さて、今回の処分から二つの視点でコメントしてみたい。
一つ目は、アメフト部ではなく日大の問題は解決していないという点である。日大自身が表明した第三者委員会というものがどのようになるのか全く見えて来ず、情報発信がされないなか、第三者という建前上の名を借りた身内の権力者の論理を優先するおきまりの裁定を下す可能性があること。学長より権力のあるナンバー2で理事長派の常務理事内田元監督の首に鈴をつけることは学長ではできるわけなく、日大自身がどのような大学なのかをマイナスイメージで世の中広くに継続して宣伝する可能性がある。高校生から見た場合、内部進学は多いであろうが、実力があれば将来を考えて外の大学にでて行くだろう。また、外部からあえて日大を選択したいという状態に今はない。対応次第で、普通の受験生は日大を候補に入れず、本来なら入ることができなかったレベルの学生ばかりが外部から集まることになる。簡単に言えば、偏差値の低下であり、優秀な学生がいないとなれば大学のブランドは追い討ちをかけて低下していくだろう。日大は、自らが妥当と思うレベルより厳しい裁定を出すことが信用回復の第一歩である。そのためにも、第三者委員会は世間より厳しく対応することが必須であり、委員を引き受けるということはかなり覚悟がいるだろう。理事長などからの介入があった場合など、その内幕を公表するぐらいの覚悟で臨まないと、自分自身の名を落とすので、引き受け手がなく人選に苦労しているだろう。
二つ目は、直接の加害者である宮川くんのこれからの対応である。最初に、いかなる理由があっても直接手を下した本人であり、厳しく言えば犯罪の一翼を担っていたので、同情論だけで語るのは良くないだろう。本人のためにも、しっかり見ている大人の目線からも、宮川くんは動かないことである。これ以上、情報発信をする必要もない(本人もわかっていると思います)。そして、かなり温情のある処分である2019年3月末までの出場停止を真摯に受け止めて、その期間を謹慎して世間に出ないことである。当然、処分期間の短縮などの動きはしてはならない。警察、第三者委員会、日大、関学、日大アメフト部等の動きが決まったあとで、最後に考えれば良い。日大は残念ながら変わらずに、内田元監督が権力を維持する可能性もある。そのような環境で、アメフトに復帰するのは危険であり、大学卒業に焦点を合わせるべきだろう。大学卒業後の人生を見据え、そして世間の後押しの元で社会人になってアメフトにら復帰するのが、本人の価値を下げずにいけるベストなシナリオだろう。
関東学生連盟が昨晩20時より会見し、日大アメフト部関係者等の処分を発表した。過去に経験のない出来事であったため、初動や本来やっておくべき仕事等の課題はあるが、一定の役割を果たすことに積極的に動いたものと思う。
さて、今回の処分から二つの視点でコメントしてみたい。
一つ目は、アメフト部ではなく日大の問題は解決していないという点である。日大自身が表明した第三者委員会というものがどのようになるのか全く見えて来ず、情報発信がされないなか、第三者という建前上の名を借りた身内の権力者の論理を優先するおきまりの裁定を下す可能性があること。学長より権力のあるナンバー2で理事長派の常務理事内田元監督の首に鈴をつけることは学長ではできるわけなく、日大自身がどのような大学なのかをマイナスイメージで世の中広くに継続して宣伝する可能性がある。高校生から見た場合、内部進学は多いであろうが、実力があれば将来を考えて外の大学にでて行くだろう。また、外部からあえて日大を選択したいという状態に今はない。対応次第で、普通の受験生は日大を候補に入れず、本来なら入ることができなかったレベルの学生ばかりが外部から集まることになる。簡単に言えば、偏差値の低下であり、優秀な学生がいないとなれば大学のブランドは追い討ちをかけて低下していくだろう。日大は、自らが妥当と思うレベルより厳しい裁定を出すことが信用回復の第一歩である。そのためにも、第三者委員会は世間より厳しく対応することが必須であり、委員を引き受けるということはかなり覚悟がいるだろう。理事長などからの介入があった場合など、その内幕を公表するぐらいの覚悟で臨まないと、自分自身の名を落とすので、引き受け手がなく人選に苦労しているだろう。
二つ目は、直接の加害者である宮川くんのこれからの対応である。最初に、いかなる理由があっても直接手を下した本人であり、厳しく言えば犯罪の一翼を担っていたので、同情論だけで語るのは良くないだろう。本人のためにも、しっかり見ている大人の目線からも、宮川くんは動かないことである。これ以上、情報発信をする必要もない(本人もわかっていると思います)。そして、かなり温情のある処分である2019年3月末までの出場停止を真摯に受け止めて、その期間を謹慎して世間に出ないことである。当然、処分期間の短縮などの動きはしてはならない。警察、第三者委員会、日大、関学、日大アメフト部等の動きが決まったあとで、最後に考えれば良い。日大は残念ながら変わらずに、内田元監督が権力を維持する可能性もある。そのような環境で、アメフトに復帰するのは危険であり、大学卒業に焦点を合わせるべきだろう。大学卒業後の人生を見据え、そして世間の後押しの元で社会人になってアメフトにら復帰するのが、本人の価値を下げずにいけるベストなシナリオだろう。