兵庫県知事選、本日11月17日に投開票が行われ、前知事の斎藤元彦さんが当選しました。テレビ報道では、SNS活用したことが勝利の理由としていますが、残念ながらものすごく浅い考察だと思います。斎藤氏にしっかりとした実績があったこと、ファクト提示せずにおかしな引き摺り下ろしかたをしたこと、メディアやおかしな市長が押す稲村和美元尼崎市長に信頼性がなかったことである。
一つ目の実績について、新聞やメディアは効果は限定的とか、当たり前のことしかやっていないとか、目標が低いとか、達成できた理由は努力せずに出来たこととか、公平に評価しようとせずに批判ばかりする報道をしていた。しかし、自身の収入を減らす改革などをしており、評価すべきことは多い。井戸元知事と比較しても、改革している実績は確かにあったから。
二つ目は、証拠無しに不信任案を議会が全会一致で可決したこと。パワハラの証拠は一つも出ておらず、自殺した職員に対するパワハラも証明されていない。百条委員会も、あれだけ調べて、不利な証拠をどんどん握りつぶして、県職員に対するアンケートを作成して無理やり証拠としていた。普通の会社であれば、仕事しない社員や適切に仕事できない社員を指導することは多くあるが、県職員の中には自分のことを棚に上げて責任転嫁している内容もあり、しかもそれを議員やメディアが偏って発表したり報道していたのは、普通に見ていたらおかしいと思える。おねだりにしても、会社側が自ら宣伝してもらいたくてモノを渡したと発言していても、知事が要求したように編集していたり、悪意を感じる報道が元々多くあった。
三つ目は、知事候補として出て来た稲村氏の支援や本人の資質が認められなかったこと。稲村氏の過去の発言や行動は、隠していても人づてに広がるものであり、稲村氏が知事になったらまずいと思う人も多かった。尼崎市長時代には、市民生活を不便にし、身内に向けた支出を増やしていた。そして、今回は知事になって何をしたいのかがわからない。県議会と仲良くすることの必要性を訴えていたが、それは何もせず好き勝手にさせると宣言しているも同然。話しを聞いてみたが、残念ながら話し方に石破総理と同じものを感じるため、かなり県民から拒絶が出たことだろう。
最後に二つ付け加えて言うと、①投票3日前に県内の22市長が稲村氏の応援に駆け付けたのは完全に裏目です。きな臭さを更に強め、反感を買うだけであったし、クズみたいな市長がパワハラ的に話しをすれば、稲村氏に入れてはいけないなと感じてしまう。②メディアが揃って稲村氏で知事は決まりと伝えていて、実際の斎藤知事の街頭演説の状況を軽視していた。演説会場でおかしな行動をして斎藤氏を否定すれば、それだけ斎藤氏に支持が集まる。また、稲村氏の周りは意外と静かで、組織票しかいない感じになっていた。
メディアは反省することなく、県民が間違ったネット情報に騙されたとか、SNSに負けたとか、本質を避けて責任逃れをしているが、世の中が変化し、民度が上がって来ている中で、昔と同じでメディアが世論を作れるといまだに本気で信じているのが痛々しい。若者だけでなく、しっかりと考えて調べる年配者も増えており、テレビが胡散臭い報道を続けて来た結果と思える。
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