日本では多くの人が「マスク」をすることで、風邪やウィルスからかなり守られると考えているが、実際のところ効果はほとんどない。マスクが有用なのは感染したあとの拡散防止であり、健常者がマスクをして防衛することは意味をなさない。マスクの隙間の大きさは、ウィルスの大きさと比べて全然大きく、影響なく通過します。
しかし、マスコミなどは「マスクをしなくて不安ではないですか」と間違った知識を拡散し続けている。海外では、マスクをして歩くことは、感染しているが出歩いてます、というサインであることも知っておくべきです。(昨日、工事現場での大型の粉塵用防護マスクをオフィスビル街で
次に、拡散依頼で効果ありとか、こうすれば防げるとのデマが多く出回ってます。代表的なのが、熱いお湯を飲めば感染しないと言うもので温度も色々。しかし、火傷するぐらいで効果があるという根拠はどこにもない。アロマ、生姜、キムチ、胡椒、各種果物などが効果あるとの話まで出回っているが、不安感に漬け込んだ、もしかしてという気持ちに対しての、悪質なデマと思って間違いないです。
昨日、政府は小中高等学校の一斉休校を春休みまで依頼しました。ただし、学童と保育園は働く母親を考慮して開校継続とのこと。政府の判断について、野党はなんでも反対やイチャモン的に問題とするが、前例のない中での判断しリーダーシップを発揮していることは評価に値する。特に判断が遅いなどと後出しで、首を取ったように迫る野党議員は、絶対に自分ではタイムリーに判断もしないので、意見として聞く意味もない。判断のスピードは、適切かつ遅いと言われないレベルと考える。是非野党には、このような状況において、最大限の協力をする姿勢で臨んでもらいたい。非難するより、適切な行動や協力の方が、信頼を得ることを理解すべきである。
さて、このような状況の中で、何をすべきかだが、
①手洗いの徹底。
今年はインフルエンザの感染率が例年より大幅に少なくなっている。一番確実な感染予防は手洗いであることの証左にもなっている。今年のインフルエンザが弱いわけではない。
②出歩かない。
感染力は強くなく、濃厚接触での人人感染であると見られていることから、まずは人の多いいる閉鎖空間に行かないことと、無闇に色々と触らないこと。
③不安にならない。
ほぼ分かっていることは、インフルエンザと同等であり、健康な生活を送って、免疫力を高めておくことが肝要。未知の強力なウィルスで罹患すれば致死率が高いというものでもなく、きちんと生活し感染しないように行動すること。そして、SNS等での効果のあるという話を拡散しないこと。
先日、シンガポールへ行きました。
1. 政府は感染していない場合は、マスクをしないことを通達しており、店やホテルの従業員以外はほとんどマスクをしていない。医学的な根拠のもと、適切な対応を指示している。
2. オフィスや店の入り口では、非接触型の体温計で熱を測り、また入場に際してはどこの誰がいつ来たかを記録している。これによって、感染者が出た場合でも追跡が可能。
3. アルコール消毒の徹底。
4. 公共交通機関は通常通り稼働。
5. 店や空港はガラガラ。街中で人との接触が少なく、感染リスクは低かった。飛行機も搭乗率が半分程度、空港も入出国で待ちなし。
6. 官庁や企業では、チームを分けて、もし感染者が出てもオペレーションに影響が出ないように出社と接触を分離。リモートワークが実現している。
人口が500万人で、政府への信頼が高く(国民が個人最適よりも全体最適に理解があるため)、論理的に判断して実行しているため、現時点では世界で一番まともに対応されていると言えよう。