「安倍内閣の支持率はなぜ下がらないのか」、不祥事続発でも「支持率安定」の摩訶不思議というタイトルで記事が東洋経済から書かれていたので読んでみました。
https://toyokeizai.net/articles/-/315728?display=b
簡単にまとめると、内閣支持率には「右肩下がりの法則」があったのに、不祥事が起きているのに、なぜ支持率が落ちないのか。きっと国民にきちんと伝わっていないからだ、国民がしっかりと適切なマスコミのニュース見ていないからだ。となると、支持率調査に意味はないのではないか、という、これこそ摩訶不思議な論理を展開していて笑ってしまった。
まずいくつかの前提認識が異なるみたいなので、列挙してみる。
・国民は昔に比べてより政治に興味を持つようになっている。これは、誰が政治しても同じではなく、生活や経済を含めて影響が多大であると認識しているから。
・このため、国民はより多くの情報を多面的に集めるようになった。これまでマスコミが一方的に偏って流した情報以外にも、自らが確認し情報の正誤を確認して考えようとしているから。
・内閣の不祥事によって支持率が下がるという単純なものではなく、それまでの活動に対する評価があって、不祥事はきっかけでしかなく、不祥事だけで判断していない人が増えた。
・つまり、より民主主義が高度になり、全体最適を選ぼうとしているから。
このように理解できると全てに説明がつくし、私の知り得る広範囲の老若男女や各世代及び各種所得の方々からの話しからも大枠一致する。(極端な安倍支持や不支持もいるが、大多数はしっかりと情報を持ち考えている)
なので、記事の中で記載されている分析はかなり的外れであり、浅い考察しかしていないとなってしまう。
代わりとなる安倍首相や野党がいないとしているが、しっかりと首相としての仕事が多面的に評価されているから。安定だけを歓迎しているからでもなく、変えることのリスクと混乱がはっきりと得ではないと理解されているから。経済でも外交でも大きな改革や進展がないとしているが、しっかりと経済や外交が評価されているから。調査で「ほかに期待できる人や政党がない」という回答を選択していることを根拠にしているが、ぴったりと回答選択がなく一番近いのがこれであるためで、誘導しようとする選択肢以外を選ぶとこうなってしまう。
さらに新聞やテレビが絶対であり、これらが発進した情報以外は適切ではないとしているが、ネットニュースやスマホからの情報が溢れ、片手間でしか情報を得ていないとしているが、テレビや新聞だけの情報では危険だと理解され、また多様な情報取得手段を駆使しているにもかかわらず、テレビと新聞を盲信して世間から乖離してしまっていれば、理解できないとなるだろう。政治家も、記者や政治クラブだけと話していると、解離していくため、国民の考えが読めないとなるが、国民はかなり適切に判断するようになっている。だから不祥事一つがきっかけで政治生命を経たれる政治家もいるし、復活できる人もいる。
それでも思うのは、発表される内閣支持率は低めに誘導されていると思うこと。反安倍内閣や日本人以外は積極的に不支持を表明するし、インターネットでの回答を求めても積極的に不支持で回答する。しかし、支持する人たちからすれば、いまのこの状態でそこまで積極的に支持を回答する必要がない。調査や統計は、単純に結果のみをみるのではなく、対象や調査方法などから、結果を理解すべきと思う。望ましい結果とならなかったから、国民が悪い、調査に意味がないと書いた著者のようなことでは、何もわからないといえる。
https://toyokeizai.net/articles/-/315728?display=b
簡単にまとめると、内閣支持率には「右肩下がりの法則」があったのに、不祥事が起きているのに、なぜ支持率が落ちないのか。きっと国民にきちんと伝わっていないからだ、国民がしっかりと適切なマスコミのニュース見ていないからだ。となると、支持率調査に意味はないのではないか、という、これこそ摩訶不思議な論理を展開していて笑ってしまった。
まずいくつかの前提認識が異なるみたいなので、列挙してみる。
・国民は昔に比べてより政治に興味を持つようになっている。これは、誰が政治しても同じではなく、生活や経済を含めて影響が多大であると認識しているから。
・このため、国民はより多くの情報を多面的に集めるようになった。これまでマスコミが一方的に偏って流した情報以外にも、自らが確認し情報の正誤を確認して考えようとしているから。
・内閣の不祥事によって支持率が下がるという単純なものではなく、それまでの活動に対する評価があって、不祥事はきっかけでしかなく、不祥事だけで判断していない人が増えた。
・つまり、より民主主義が高度になり、全体最適を選ぼうとしているから。
このように理解できると全てに説明がつくし、私の知り得る広範囲の老若男女や各世代及び各種所得の方々からの話しからも大枠一致する。(極端な安倍支持や不支持もいるが、大多数はしっかりと情報を持ち考えている)
なので、記事の中で記載されている分析はかなり的外れであり、浅い考察しかしていないとなってしまう。
代わりとなる安倍首相や野党がいないとしているが、しっかりと首相としての仕事が多面的に評価されているから。安定だけを歓迎しているからでもなく、変えることのリスクと混乱がはっきりと得ではないと理解されているから。経済でも外交でも大きな改革や進展がないとしているが、しっかりと経済や外交が評価されているから。調査で「ほかに期待できる人や政党がない」という回答を選択していることを根拠にしているが、ぴったりと回答選択がなく一番近いのがこれであるためで、誘導しようとする選択肢以外を選ぶとこうなってしまう。
さらに新聞やテレビが絶対であり、これらが発進した情報以外は適切ではないとしているが、ネットニュースやスマホからの情報が溢れ、片手間でしか情報を得ていないとしているが、テレビや新聞だけの情報では危険だと理解され、また多様な情報取得手段を駆使しているにもかかわらず、テレビと新聞を盲信して世間から乖離してしまっていれば、理解できないとなるだろう。政治家も、記者や政治クラブだけと話していると、解離していくため、国民の考えが読めないとなるが、国民はかなり適切に判断するようになっている。だから不祥事一つがきっかけで政治生命を経たれる政治家もいるし、復活できる人もいる。
それでも思うのは、発表される内閣支持率は低めに誘導されていると思うこと。反安倍内閣や日本人以外は積極的に不支持を表明するし、インターネットでの回答を求めても積極的に不支持で回答する。しかし、支持する人たちからすれば、いまのこの状態でそこまで積極的に支持を回答する必要がない。調査や統計は、単純に結果のみをみるのではなく、対象や調査方法などから、結果を理解すべきと思う。望ましい結果とならなかったから、国民が悪い、調査に意味がないと書いた著者のようなことでは、何もわからないといえる。