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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

かもめ食堂 (群ようこ)

2008年11月26日 | 本のこと
しばらく放っておいたブログがやっと再開できそうです。

とにかく10月・11月は忙しかったあ~(涙)
物理的にも心理的にも全然余裕がなかったあ~(涙)

やらなければならないことが次から次に発生して
いろんなことが後手に回ったりギリギリになっちゃったり。

いつも仕事は早めに終わらせて「ふふ~ん♪」って
余裕な態度で格好つけるのが好きだったのに・・・
仕事に追われる自分がみっともなくて厭だったよお(泣)

でもっ!そんなみっともない自分とは今日でお別れ。
やっといつものように早めに終わらせるスタイルに戻れました(祝)

ということで、ブログ再開なんだけど、久しぶりに読書感想。

かもめ食堂 (幻冬舎文庫 む 2-12)かもめ食堂 (幻冬舎文庫 む 2-12)
群 ようこ

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群ようこさんの本はけっこう好きでいままでいろんなのを読んだけど
本書「かもめ食堂」も期待通りの面白さ。

フィンランドにある日本人が経営するカモメ食堂のお話です。
いまどきのネーミングでは「カフェ」ってなりそうなところが
昭和のにおいが漂う「食堂」になっているっていうのがミソ。

主人公サチエの理想は、「昔の食堂みたいに近所の人がやってきて、
楽しく過ごして食べる素朴だけどおいしい」料理を出す店。

わかるぅ~わかるぅ~わかるぅ~

恥ずかしいぐらい外食に頼りきりのわたしの食生活ですが
本当においしくて何度も行きたくなるような、毎日通っても
身体に負担がかからないようなお店って実は少ないのよね。

テレビや雑誌で毎日のように有名処が取り上げられていし
ミシュランなんかもたいそうな売れ行きらしいけど、
求めているものとちょっと違うなって思う。

外観や内装がおしゃれで、立地が良くて、創作料理がお得意で、
産地直送とかブランド食材とか扱ってて、有名人もお忍びで来てて・・・
なんて売り文句満載で、味が濃いめで、食べ続けると具合悪くなりそうな
料理を出す店じゃなくて、心にも胃にも優しいお店が近所にほしい。

だからといって、流行の単なるチェーン展開しているような
オーガニックの店とかじゃなくて、作っている人の顔が見えて
声が聞こえるような店。

だから、主人公サチエの食に対する考え方にはすっごくすっごく共感できる。
わたしにとってのカモメ食堂、いつか見つかるといいなあ。

Change has come to America!

2008年11月05日 | 徒然のこと
ついにアメリカ初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生しました。

今日は朝からうちで仕事をしているのですが、ABCのNews Reportから目が離せません。ついさっき、マケイン氏の敗北宣言がありました。

「長い旅が終わった。今日アメリカの人々がはっきり意思を表明した。多くの人の気持ちを動かすオバマ氏に敬意を払う。今アメリカは困難な局面にいる。この国の繁栄を取り戻すために党派を超えて協力するよう国民に求める。」

というような内容のスピーチでした。ABCのキャスターが「大統領選における敗北宣言がたいてい一番感動的なものになる」と言っていましたが、ほんとうに大変高潔ですばらしいスピーチだったと思います。

大統領選挙の度にアメリカの底力を見せつけられる気持ちです。特に困難に直面しているときに行われる大統領選挙キャンペーンでは国が2つに割れて徹底的に戦った後、大統領に選ばれなかった候補者がひとつにまとまることを国民に呼びかけ、協力の手を差し伸べる場面がいつも感動的です。

もちろん勝者の勝利宣言も感動の嵐で、アメリカ国民ではないわたしでも気持ちが鼓舞され希望の光が見えるような気がしてしまいます。

オバマ氏の勝利宣言もすばらしいものでした。「世代も経済格差も性別も人種も何もかも超えてアメリカ国民の集まりなんだ。アメリカ合衆国なんだ。アメリカの本当の強さは民主主義・自由・チャンス・不屈の願いから来る。アメリカは変わることができるんだ。」と非常に力強いメッセージの中にも、明日からは世界恐慌などの厳しく難しい問題に立ち向かわなければならないという覚悟がヒシヒシと伝わってくる演説でした。

オバマ氏当選が確定したということを伝えるABC Special Reportでは、NYのタイムズスクエアに集まり熱狂するアメリカの人々の映像が流されました。その人たちと一緒に自宅の居間にて、長く辛い時代が終わり、新しき良き時代が始まるという希望に満たされた私なのでした。

この感動が長続きすることと、世界中に隈無く波及し良い意味で世界が変わることを期待しつつ・・・さっ、仕事に戻らねば!