お天気に恵まれました!
この日は熊野古道のお姫様コース
牛馬童子~近露王子の1.5Km(?)を歩きました
国道311号沿いにある熊野古道道の駅の脇から出発します
昨年はじめて熊野古道を歩いたときに
お世話になった語り部のひろ子さん
うれしい再会を果たし、またもお世話になってきました♪
歩き始める前に入り口のところで
和歌山県の観光に関するアンケートに答えました
そのときいただいたバンドエイド
さて、参詣ルールを守って歩きましょう
美しい緑に目が洗われます
歩きながら熊野古道の植物たちを
ひろ子さんが見せてくれます
名前も教えてもらったのに
忘れてしまった・・・
熊野古道にはこうした道しるべがあちこちに立っているので
とてもありがたいです
0.5Kmなんてあっという間ですね
車で移動しているときはなんて暑いのかしらと思っていましたが
森や林のおかげで熊野古道はちょうどよい気温です
ひろ子さんは私たちが歩き慣れていないことをよく御存じなので
とてもゆっくり進んでくれるのですが
写真を撮るため道草していると
どんどんおいて行かれてしまいます
上を眺めれば、まっすぐに育った樹木
足元に目を落とせば、なんとカニが!
水のないところにもカニがいるそうで
岩のところで休んでいたカニを発見
杖でちょっとつついてみたら怒ってしまいました
ピースサインのようにもみえる
カニのかわいらしい怒った姿なのでした
松の林を通りぬけ
孟宗竹の脇を通り過ぎ
ついに牛馬童子と対面です!
昨今とても人気のある牛馬童子だそうですが
ここで本当に貴重なものはこちら↓
宝篋印塔(ほうきょういんとう)だそうです
鎌倉時代に作られたものだそうで
雨露にさらされ風化している部分に
歴史を感じます
うっすらと苔におおわれており
緑色に見えるのがまた美しい
この塔には悲しい物語があるそうで
ひろ子さんのしてくれたそのお話を
和歌山観光情報で見つけました
これは花山法皇の熊野御幸のおり、経典をこの地に埋納したとの伝説にもとづいて立てられたものです。藤原氏の策略にあって出家とともに皇位を失い、呆然とした心境のまま都を離れ熊野御幸に旅立った花山法皇は、この峠で萓の茎を折って箸にして食事をとろうとしたところ、茎から露がしたたり落ちました。法皇は「これは血か、露か」と物哀しげに側近にたずねたといいます。以来、麓の里は近露、この峠は箸折峠と呼ばれるようになったといいます。(和歌山観光情報より)
牛馬童子を後にし、近露王子を目指します
ここからは0.8Kmの道のりです
すぐに坂道が見えてきて
下り始めると
のどかな風景が見えてきました!
坂道の途中にあずまやがあり
そこで一服休憩
ひろ子さんが道の駅で買ってくれた
おまんじゅうを頬張ります
うんまい
あの向かい側の集落には
南北朝の頃、大塔宮が高野山に落ちる際に
大塔宮の危機を救った一族がいたのだそうです
わたしは大塔宮が好きなので
鎌倉の大塔宮のお墓にも行ったことがあるのですが
今回ここで大塔宮の名前を聞くなんて大感激!
それにしても、梅雨の合間になんてよいお天気
後鳥羽上皇や藤原定家が水垢離した川を渡り
近露王子に到着!
道草しながら、2時間以上もかけて歩いたお姫様コースでした♪