菊と刀―日本文化の型 (講談社学術文庫)ルース ベネディクト Ruth Benedict 長谷川 松治 講談社 2005-05売り上げランキング : 33417おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ここのところ、台湾ネタばかりだったので
今日は久しぶりに本の話。
「菊と刀」は、日本研究の名著。
大学のクラスで読んだはずですが、ほとんど内容を覚えておらず。
先日、本屋でうろうろしていたときに本書が目に入ったので
もう一度挑戦することにしました。
改めて読み返してみると、この本、日本研究の名著でもありますが
アメリカ文化、アメリカ人の内在的ロジックを学ぶのにも
実はとっても役に立つテキストだった!
本書の解説は、例えば、わたしたちアメリカ人はこういうとき
このような反応を示すが、日本人はこう出てくる。わたしたちアメリカ人は
このように考えて行動するので、日本人がこう出てくると理解に苦しむ
でも日本人の思考パターンはこうこうこうなので、一見理不尽とも
見受けられるその行動にはなんの矛盾も見当たらない・・・なんて感じ。
(ちょっと抽象的すぎですが)
この、わたしたちアメリカ人はこう考えて、こう行動するっていう解説が
非常に興味深いんですね~。
第二次世界大戦当時の日本人論なので、引き合いに出されるアメリカ人論も
ちょこっと古いと言えば古いのですが、だからこそ、昔も今も変わらない
アメリカ人の本質的な部分が浮き彫りになると思います。
これからアメリカに留学するという人、普段お仕事でアメリカ人と接する
機会がある人、参考までにご一読あれ。