ここ数年、仕事内容や方法が変わってきたように思えます。 私が不動産業の真似事を始めた頃(二十数年前)は、いろいろな人が(知人・その紹介者・ブローカーなど)情報(売り地・売家・買いたい)をもって来て、それを三行広告に掲載し、集客していました。当時は三行広告もそんなに物件数は多くありませんでした。 その後、情報誌が出来て それで集客していたと思います。 今は、新聞やチラシなどがたくさんあり、とても仕事しやすいように思えますが、業者の口癖は「反響が無い」です。
もともと、不動産業は、特に仲介は、公募すべきではないと思っております。 価格設定からだいたい(おおよそ)で始まるケースが多く、高く売りたい売主、安く買いたい買主の要望を満たしているとは思えません。なぜなら、土地は、その物件は、世界に一つしかないものです。
また、価格も勘に頼っているケースが多いのではと思います。一度公募すると、公取により価格上昇は出来ません。公募は慎重にすべきだと思います。
本当に必要としている人に行き渡るのが本望ですが、なかなかそうは行きません。ほとんど妥協で売買されている原状です。老舗の先輩たちはその点うまく駆け引きして取引されてますね。感心しますし勉強になります。そんな業者は、人がうまく話をすすめて、広告などせずに、いつの間にか終わっております。
売却を依頼されるときよく 「内緒で売ってください」と言われることが 多々あります。これが本心だと思います。 今も営業中の店舗の売却が数件きております。とても難しい仕事です。広告して、広告代までいただける場合もありますが、秘かに仕事を済ませることの方が よっぽど難しいのに、報酬は広告費なしの規定報酬のみです。なんか矛盾感じますね。
とにかく、不動産業の奥の深さは、計り知れませんね。本当に人様のお役に立っているのか、自問自答する今日この頃です。依頼していただけるお客さんは、プロとして信じてられますので、裏切らないよう頑張りたいものです。
今日は、変にまじめそうに書きましたが、たまには許して ちょんまげ。