三漁洞＠渋谷

渋谷駅のそばに、こんな店があるなんて！



富士屋本店に入る路地のところにある
リンガーハットの隣のビルの地下です。
渋谷をホームグランドに飲み続けて35年を超えましたが、
今までまったく気付きませんでした。



和やかな笑顔の二人の女将さんと、
引き締まった表情で黙々と仕事をする二人の板さん。
コンパクトな店内は好感の持てる活気に溢れています。
渋谷駅前ですが、チャラい若者グループなどはいません。



居酒屋の割にはちょっと高めだし、
魚と野菜中心のシブいメニュー構成だからかな。



豆腐と酢の物(穴子入り)のお通しでスタート。
里芋やブリ大根は比較的早く提供されます。
大根、美味しかったなぁ。






お刺身は、板さんオススメの盛り合わせ。
日本酒が進みます。
最近は純米吟醸ではなく、
純米酒ばかり飲んでいます。
こういう素朴な料理には、
しっかりとした「米」が合うんですよね。





お刺身の後は、あさりの酒蒸しや角煮。
そして、お酒は芋焼酎へ。




焼酎だと、この店唯一の洋風メニューもフィットします。
温泉旅館の食卓のような、
ホタテの貝殻を使ったクリームグラタン。
中にはコーンがたっぷり入っています。
これを食べると、終わりに向かえる感じ。




この後は、ツミレや稲庭うどんなどでそれぞれ締めるのが良いでしょう。





禁煙ではないので、ヘビースモーカーのグループが隣に来るとちょっと辛い。
狭い店内で絶え間なく吸い続けるのはね・・・。
もっと飯食えよ！って感じ。
バーではなく、料理屋なんですから。



でも、女将さんに席の移動をお願いしたら、
とてもスマートに応じてくれました。
しかも、「移っていただいてありがとうございます！」と、
イクラをサービスしてくれました。



多分、ボクたちだけでなく、
スモーカー側にも気遣ったのだと思います。
お店の都合でボクたちが移動したような空気を醸し出しました。
さすがです。
長年こういう店を切り盛りしている女将さんは懐が深い。





ごちそうさまでした！