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2014年10月10日、国立競技場の聖火台が撤去されました。
1964年の東京オリンピック開会式からちょうど50年です。
統計的に一番晴れる確率が高いということで開会式に選ばれたこの日。
50年前のような快晴とはなりませんでしたが、
日差しのある気持ちの良い天気でした。
台風に重なったりしないのは、
50年前の人々の執念が生き続けているからなのかな?
なんて思いながら作業を見ていました。
50年前のこの日は幼稚園が休みになり、
地域の人たちみんなで青梅街道に出て日の丸を降りました。
聖火ランナーの通過を見送ったのです。
なんだかよく分かっていなかったはずですが、
異様な高揚感は記憶に残っています。
初めてスタンドに入ったのは中学生の時。
サッカー、
ラグビー、
アメリカンフットボール。
数え切れない試合をこのスタジアムで見てきました。
(大学生の時はバックスタンドでビールやお弁当を売りまくっていました。)
熱戦の積み重ねが、スタジアムの持つ「気」になるんですよね。
建て替えに関しての賛否両論はありますが、
実際のところ中に入ると老朽化は激しいです。
とても防災拠点を兼ねることは出来ません。
残念ながらベルリンのオリンピックスタジアムのような改修は難しいと思います。
新しい国立競技場も愛されるスタジアムになってほしい。
関わる人全てが私心を捨ててスポーツのために尽くせば、
きっと素晴らしいスタジアムに生まれ変わります。
(ザハのデザインは好きになれないけど・・・)
聖火台はこの後石巻に向かいます。
そして2019年の完成時に戻ってくるそうです。