ローマ人の物語26 賢帝の世紀 下

2008年10月05日 | 読書
27巻の「終りの始まり・上巻」を読んだが、その前とのつながりをすっかり忘れているので、
今一度、26巻の「賢帝の世紀・下巻」に戻って読んでみた。
5賢帝の名前もまともに出てこなくなっているので、時代順に名前だけ書いておくと、
◎ネルヴァ・・高齢につき一年半の短期間で死去。 
◎トライアヌス・・積極的にダキア・パルティアへの遠征を行いそれぞれ属州を新設。 
◎ハドリアヌス・・ローマ帝国の主要な防衛線をすべて巡行し視察し尽した。 
◎アントニヌス・ピウス・・前任の二人が防衛線を固めたので、平和な時代を着実に治める。 
そして最後の◎マルクス・アウレリウス へと続く。

話をもっと前の時代にさかのぼると、
ユリウス・カエサルの時代やその前のカルタゴのハンニバルが登場する時代は、
とにかくストーリーが面白いのでどんどん読めた記憶がある。
アウグストゥスの時代も好調なローマを描いていくので楽しく読めた。
その後となると偉大さについてはいまひとつの皇帝が続くので、
読み進んで行くとかなり欲求不満になった。
そしてもう一度征服と安定の時代を迎えるのが5賢帝時代。
しかし、その最後のアウレリウスの時代は、
476年の西ローマ帝国滅亡への長い終りの始まる時代となる。

以上少しおさらいをした上で、次回は26巻の面白い部分を拾ってみたい。

※長良川の天然鮎・・・美味しかった


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