失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「無造作紳士」ジェーン・バーキン 1978年

2005-07-28 | フレンチ
"L'aquoiboniste" Jane Birkin 1978
8cmシングルの発売は1999年。

初のフランスもの。バーキンは英国出身だったりするが。

①無造作紳士 TBS系ドラマ「美しい人」テーマ曲
L'aquoiboniste (Serge Gainsbourg)
1978年のアルバム「Ex fan des sixties」から。アルバムは持っていたが、ドラマで使われるまで、正直言って記憶に残っていなかった。いい曲です。野島さん、ありがとう。

野島伸司は、カーペンターズやS&G、最近ではクイーンなどベタな選曲で、リバイバルヒットの仕掛け人的な役割も期待されてる売れっ子ドラマ脚本家。中ではこのバーキンの選曲はちょっと渋め。

静かなエレピで始まるアレンジ、いかにもフレンチ・ポップなウィスパー・ヴォイス。えっ、もう終わっちゃうの?と言いたくなる、潔い2分22秒。

②無造作紳士 L'aquoiboniste(LIVE)
Enregistrement integral au Casio de Paris
これはクレジットないのでいつのライブか不明。仏語にも暗いので、分かるのはどうもパリでの公演だろうってことくらい。①より短い、2分16秒。
このCDの構成は、ステッペン・ウルフと同じだな。

③ジョニー・ジェーンのバラード
Ballade de Johnny-Jane (Serge Gainsbourg)
もう。ただただ名曲。セルジュ・ゲーンズブールの数ある傑作の中でも最も美しい一曲だろう。これも①と同じアルバムに収録。美しいメロディー、エレピ中心のシンプルなアレンジ、儚げなバーキンの声。全てが圧倒的な迫力で胸に迫る。どうしてこのCDにコレが入ってるんだろう?分かんないけど、ありがとう。(野島?)

私事になるが、この曲は自分の結婚式の入場のテーマとして使った、思い出の曲。ヴォーカル入りだとちょっとエロ過ぎたので、インスト・ヴァージョン(セルジュ自身が監督した映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」サントラに収録)をかけた。

定価1020円、昨日神保町、三省堂横の中古屋で600円で購入。
ジャケのバーキンの目力にドキドキ。

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