4Wheels Life

オートバイ、自転車そして今は、クルマと登山を趣味としている還暦過ぎのオヤジ、日々の記録としてこのブログを再スタート。

裸足は危険...?

2017-10-07 | ランニング
記事の内容によると、スナノミというノミの仲間が裸足の足に卵を産み付ける、結果強い痛みやかゆみを伴い治療しないと足が壊死、最悪は死亡する、なんとかシューズを履いてほしい。
履かなくなったシューズをケニアに届けよう。

この記事は日本の大学生が昨年ケニアに行ったのがきっかけで、これまでに7千足が集まったらしいです。

これ、素晴らしい運動ですよ!
感染する寄生虫に苦しむアフリカ・ケニアの子どもたちを守るのだからね。

ちょっと考えて欲しい。

日本人はかつて、草履、ワラジ、下駄、それ以前は何を履いていたのでしょう。
少なくとも現代のシューズのように前足部よりも踵部が高くなった履物はなかった筈。
ましてや踵にクッションの付いた履物なんて無かったですよね。

ここ35年から40年の間にシューズは大きな変化をしてきた訳ですが、文化生活を営んでいる現代人は、いろんな形の靴を履いてきた。
機能、ファッション、競技に特化したもの、防寒、防水、登山用、様々だ。
最近は小学校の200mオーバルコースを走りやすくする靴まで売られている。

アフリカ・ケニアにはサラブレットがたくさんいると思う、生まれつき高性能の足をもっている。

何故あれほどのバネを持っているのだろう、なぜ速く走ることが出来るのだろうか?

一つに、幼少の頃から裸足で生活していたという事が大きいと考えられています。

ケニアでは貧富の差が激しいと聞きます。靴を買うことが出来ないほど貧乏、その貧乏から脱出するためにランナーへの夢を持ち、ランナーとして成功を得るために必死で練習をしている。
夢のために、大企業がつくる養成学校へ借金をして入学します。

大企業とはシューズのメーカー、世界でも有数の大企業がスポンサーだ。
シューズメーカーのサポートを得て、陸上選手権で優秀な成績を収めれば、一生が安泰だ。

裸足で育ったからバネがあり、サラブレットとして優秀なランナーが生まれた。
シューズを履けばバネは弱くなり、やがて故障者になる。
運よく故障しないで済んだ選手だけが夢をつかむ。

裸足が先か、それともシューズが先か。

子供たちがクッション付きのシューズを履いて育ち、ランナーで夢を叶えられるのか?

裸足が危険だから日本から不要になったシューズを送る。
なぜ地下足袋じゃないの? 運動足袋も良いと思う。

裸足から一気に最新シューズを履く、どうなるのだろうか?

日本人だけではない、世界中のランナーが患うという膝痛、関節痛、現代人の常識のようになっている肩こり、腰痛等は、クッション付きシューズの出現が原因とも言われているのです。

現実にケニアではランナー養成学校に入学した70%が故障によてリタイヤ組となっているのです。
残ったのは借金です。
ランナーの夢は故障によって消える。

この新聞記事はアフリカ・ケニアとあるけれど、実際ランニング学校のある町は標高が高く、記事にある寄生ノミはいないと聞いています。記事になったのは低地にある街だそうですね。

貧乏でシューズが買えない、貧乏から脱出のためにランナーになるという夢。
とても難しい問題ですね。
でもね、命が第一、子供たちを病気から守る一つにシューズ、いまはこれしかないのでしょうね。
せめて、地下足袋とかのクッションの無い靴を送ることが出来ないのかしら.....






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