漫画と音楽の日々

大好きな漫画と音楽について自由に書いていきたいと思います。

花村えい子さん

2009-10-13 14:23:27 | マンガ

花村えい子さんの「私、漫画家になっちゃった!?」
少し前に書店で見つけておもしろそうだなと思って購入しました。

花村えい子さんといえば私がまだ小学生のころに貸本漫画で結構読みました。
ちょっと外国人のような大きくてまつ毛バシバシの目が印象的で(苦笑)よく真似て女の子のイラストを描いたりしていましたね。
私がなによりも記憶にあるのが雑誌、「なかよし」の付録(なかよしブックと言われていたようです)の漫画でよく描かれていました。
「ともしびよ永遠に ジャクリーン・ケネディ物語」アメリカのケネディ大統領の暗殺事件を扱った作品で大統領夫人、ジャクリーン夫人の物語を漫画にしたものでした。
有名な名作の「禁じられた遊び」、黒人差別問題を扱った映画「わかれ道」を漫画化した。
「メリー・ポピンズ」「オリバー・ツイスト」「にあんちゃん」「二十四の瞳」などなど。

「禁じられた遊び」は高校生の頃に映画館で見ましたが(もちろんリバイバルで)飛行機から地面に向かって銃弾が投げ落とされてる場面は劇場内でも思わず「きゃ~~」と悲鳴が上がったほどでした。
ラストのポレットが「ミシェール、ミシェール」と泣きながら呼んでいたシーンは今でも鮮明で花村さんの漫画でもそのシーンが凄く記憶に残っています。
「わかれ道」も当時テレビの映画の紹介で見たのですが白人の女性が夫と別れ夫との間にできた娘を連れて黒人の男性と愛し合い結婚してその男性との間にも男の子が産まれます。
でも、やがて別れた夫が現れ元妻が黒人と一緒になったのを知ると娘を自分が引き取ると言います。
別れ際に娘は母親を泣きながら叩きます。
そして、車に乗せられて窓越しに泣き叫ぶ娘。今でもあの場面はよく覚えていますね。
今はオバマ大統領がアメリカの大統領になりましたがまだまだ黒人がひどい差別を受けてた時代だったんですね。
「にあんちゃん」「二十四の瞳」は貧しい家に産まれた少女が貧しさゆえに学校にも満足に行けずご飯もおなかいっぱい食べられないという何でも物がある現代では考えられないようなこういう時代もあったんですね。

花村先生は美大に行って絵を勉強されて当時人気だった中原淳一さんに憧れて中原さんが描くような少女のイラストを描いたりしていたようです。
ご主人と駆け落ちして貧しい生活の中で貸本漫画を描かれるようになったとか。
その頃に貸本漫画家として一緒に描かれていたのが谷悠紀子さん、新城さちこさん、楳図かずおさんだったそうです。
谷さんと新城さんはすでに亡くならてたそうでちょっとショックでした。
特に谷さんはフレンド時代、「すずらん天使」とか「あす子の虹」とか読んだ記憶がおるので。

週刊マーガレットで連載された「霧の中の少女」はテレビ・ドラマ化もされて当時は漫画のドラマ化というのは凄く珍しかったようですね。
マーガレットにしてはちょっと大人っぽい作品だったような気がします。

花村先生がレディコミで描かれるようになってからは残念ながら読んでないんですよ。
私が小さい頃から読んでた漫画家の先生たちが今でも健在なのは凄く嬉しいことですしその時代を知ってることをとても誇りに思います。
今のレンタル・コミックとはまた全然ちがうんですよね。



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2 コメント

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テレビドラマ (プードルママ)
2009-10-17 21:08:00
最近の漫画も、結構テレビドラマ化されてるのが、多いですよね。 オトメンとか花より男子は娘も読んでますね。
私が中学生の時は、「奥様は18歳」が、すごく人気があって毎週楽しみに見てたのを覚えています。
中には、原作が漫画だったと気付かずに見てるドラマがありますよね。〓


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奥様は18歳 (ななみ)
2009-10-19 16:39:55
私も見てました~~。
「奥様は18歳」は原作の本村三四子さんは大好きな漫画家さんだったのでコミックも持ってました。
当時、別冊マーガレットや週刊マーガレットでよく描かれてて本村先生の漫画は欠かさず読んでました。

岡崎友紀ちゃんも大好きで他にも「なんたって18歳」「小さな恋の物語」「だから大好き」「ママはライバル」など当時のテレビドラマはほとんど見てましたよ。
ドラマと並行して主題歌も大好きでした。
ちょうど漫画の原作がテレビでドラマ化され始めた頃ですよね。
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