何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

自分の世界を変えるには

2021-03-17 21:21:47 | 
ずっと目を伏せて
耳を塞いできた
それでも明日は来て
何もなかったように
過ぎていくから
目を開けて
声を上げなければ
何も変わらない



薔薇のように

2021-03-09 21:53:33 | 
考えても
考えても
人の気持ちって
分からない

悩みの種は
増え続け
芽を出して
ほころんでいく
散るならどこまでも
全ての花びらが落ちたら

薔薇のように
凛と咲いていたい



新しい季節

2021-03-07 22:00:44 | 
あの日君と歩いた河川敷に
今年も勿忘草が咲いていた
悲しげに誰かを呼んでいるように

僕は君との時間を愛と呼んだけど
少しも分かっていなかった
傷つけた傷で傷ついた僕は
あれからずっと俯いたまま

新しい季節が始まる風の匂いを感じるたび
君と手をつないで歩いた街並みが
桜の色で染まるたび
君の気持ちなど知りもせず
霞んでいく空を見上げることもなく
身勝手に君を思い出すだろう

僕は君との時間を愛と呼んだけど
少しも分かっていなかった


君だけは

2021-03-05 21:34:38 | 
好きという気持ちだけで
それ以上は望んでいない
ふたりだけ
たったふたりだけの
こんな狭い世界なのに
それなのに
なぜ

君だけは
ひとりにしないと
手を差し伸べて欲しいのに





心から笑えない日

2021-02-21 21:20:20 | 
太陽が笑ってた今日
僕は心から笑えなかった
ここから救い出してくれる楽しみも
心を埋めてくれる宛もなく
暗く沈んだ心で見上げた空は
ただ輝いて見えた
愛されていると感じて
満たされていた時間も
確かにあった
言葉にも態度にも現実の姿にも
何にも惑わされることなく
余計なものを全て省いていって
最後に残ったものが
一番大事だから
それが分かっていたら
いつか笑える日が来るはず
心から笑える日が来るはず