何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

何もない部屋

2007-07-06 21:42:30 | 
何もない部屋
壁にもたれかかる君を
遠くから見ている
触れることも 
涙をぬぐってあげることも
今の僕にはむずかしい

君の目から
涙は止めどなく流れ
触れればきっと
壊れるだろう

僕じゃない 悲しみで 君は体を震わせ
僕じゃない 誰かの慰めを求めている

何もない部屋
何もない僕
結局 僕は 君に何もしてあげられない