何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

理由(わけ)もなく

2016-10-15 21:47:32 | 
あなたを待っている間
ちょっとだけ
冬の匂いがした
こんな夜は
小さな自分が心を閉ざす
あなたは
私の好きな季節も
嫌いな季節も
まだ知らない
知りたいと思っているかも
私は知らない

愛してもらえないから
泣いてるんじゃない
解ってほしいから
泣いてるんじゃない

ただ
ただ
理由(わけ)もなく
溢れてくる

理由(わけ)もなく涙が出るなんて意味
あなたに出会うまで知らなかった


tears

2016-10-13 21:58:25 | 
歩いて
空を見て
躓いて
泣き顔のまま
その先に何があるのだろう

ふいに誰かと出会っても
あなた以外は考えられない

走っても
走っても
心は立ち止まることを
望んでる

こんなにどうしようもなく
人を好きになることは
もう二度とないと思った
恋だった

強い心

2016-10-09 23:34:39 | 
傷つきすぎた心
受け入れることのできない
優しさと慈しみ
君は心を閉ざした

君にとって優しさは
戸惑いと矛盾
愛は心を遠ざける

僕なら君を
見捨てない
助けることじゃなく
守ること

いつだって
抱きしめる
強い心で


月の夜

2016-10-09 21:10:18 | 
月が陰って
心が冷たくなった
笑い顔は雲に隠れて
いつかの約束も消えた

誰の声も聞こえない
月の夜
あの日のことを
思い出していた

君が見えない
明日が見えない
月の夜

純粋でまっすぐなものを見ると
涙が止まらなくなるんだ

僕はきっと汚れている