何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

夢のかけら

2018-11-30 21:35:50 | 
なにも信じられずにいたあの頃は
いつか誰かがこの場所から
連れ去ってくれると信じていた
泣かないと決めた日
風が吹いて
光が降り注いで
明日を信じる力が
闇を包み込んだ
ささやかな夢のかけらを
ずっと
ずっと大切にしてきた
目指す場所
今は守りたいものがあるんだ


2018-11-28 22:16:58 | 
あなたと出会ったあの日
私の心は深い青に染まったまま
絡みつく愛の残骸を抱えて
なにかを探していた
分かり合えるはずもない
それぞれの孤独と傷を
分かったふりで慰め合って
寒い朝は体を温め合った
それはそれは
美しい夢のようだった
霧がかっていた道の先には
虹も見えた
それはそれは
眩しい光だった
私はそこから
今も抜け出せないまま
あの日確かに見た
七色の光を追いかけている
今もなにかを探し続けたまま


アップルティー

2018-11-26 23:20:02 | 
思いっきり笑えるし
時々切なくなったりしても
今はなんとか乗り越えられる

やさしくされたかったのは
自分が意地悪だったから
愛が欲しかったのは
与えるのが怖かったから
信じられなかったのは
素直じゃなかったから

弱い心を
強い言葉で覆い隠して
保たれている心
香りはするけど
味がない
いつか飲んだ
アップルティーみたいに
これといって、、、




こっちへおいで

2018-11-20 19:19:58 | 
自分の気持ちの重さを知って
あなたの愛がどの辺だったのかを知った
言葉を知らない楠の上で
あなたがやってくるのを
日が暮れるまで待って
もう待ちくたびれてた

こっちへおいで
こっちへ

いつになったら来る?
それとももうここまでは届かない?

こっちへおいで
こっちへ