何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

SONG2016

2016-07-31 23:00:24 | 


大好きな人に
歌ってほしい歌がある
それは
どんなことがあっても
愛しぬくという
体温が伝わるような
やさしさに溢れた歌

大好きな人に
歌ってあげたい歌がある
それは
あなたがいないとダメになる
傷つきやすい
本当の心を伝える
あなただけに捧げる歌

声が枯れても
心を見せ合って
歌っていられたら
本当に幸せなのに

最後の約束

2016-07-31 15:43:09 | 
写真のあなたは笑っていた
あんまりやさしく微笑んでいるから


「自分を見失っていたね
 やさしくなかったね
 本当の君は
 そうじゃないよ
 僕だけは知ってるよ」って
言われてるみたいだった

あなたはもう
帰ってこないけど

聡明に生きると
最後に約束したこと
ずっと守れていなかった

あなたの顔を見て
やっと思い出した
ずっと
間違っていたこと

人を愛すること

2016-07-31 15:22:23 | 
人と人とは
何もないところで出会って
形のないところから
絆を積み重ね
作り上げていく

無数に愛があっても
人を愛することは
決して容易いことじゃなかった

自分の弱さを認めず
我を通そうとすれば
簡単に壊れてもしまう

穏やかな気持ちが
帰ってきた瞬間
出会えたことは
無駄じゃなかった
そう心が教えている
気がした


さよならを言われて

2016-07-30 20:19:52 | 
ふと空を見上げる
夏の日差しがまぶしくて
不意に目を閉じた

蝉の鳴き声が
いつもより騒がしく聞こえるのは
心に誰もいなくなったからかな

さよならを言われて
立ち尽くしたけど
実はほっとしたりもした

もう無理して
いい子にならなくていい
大人ぶらなくていい
優しいふりも
可愛いふりもしなくてすむ

閉じた目をそっと開けて
前を向いた

別れ

2016-07-30 19:00:26 | 
気持ちを探ってみる
試してみる
すべてを奪ったら満足するのか
でも全部なんて奪えない

分かってないふりなんて簡単
傷ついてないふりなんて簡単

隠して
偽って
誤魔化してるうちに
どれが本当の自分か
わからなくなってきちゃった

でもこれだけは確か
あなたに会う前は
こんな私じゃなかった

今度はちゃんと伝えたい
本当の気持ち
最後は
最後だけは
きれいに
本当の私で終わりたい