何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

遠回りの恋

2020-04-20 21:44:18 | 
いつも遠くで
あきらめたように
思い込みで恋をしていた

時を重ねて
それは悪い魔法が解けたみたいに
ハッキリと分かった

道草をしても
道に迷っても
ずっと忘れなかった
たったひとつの想い

勇気が出せなくて
遠回りしたけど
最初の恋を信じます



今日も明日も明後日も

2020-04-14 22:19:16 | 
君の感覚が残ってる
熱を帯びた体
辿り着く場所を探して
冷たい床に横たわった

二人という喜びは
孤独への助長
どう整理したらいいのか
分からなくなって
心の中を空っぽにした

本当は
本当なら
君に教えたい
今日の空の色
月の形
星の数
明日も明後日も
頭の中
体中から
溢れそうな
愛の言葉

空っぽの心が
辿り着く場所を探して
泣いている
また明日って
言える人ならいいのに



勝手な失恋

2020-04-09 22:20:00 | 
初めてあなたを見たとき
一瞬、時間の流れが止まった気がした

好きだから
失いたくなくて
好きと言えず
でも止めようとしても
抑えようもなかった

二人でいると
言いようもなく幸せだったけど
初めて幸せが怖いと思った
いっそ終わりにしてほしいほど不安だった

今の自分なら
何もかも失わずに済んだのだろうか
あの頃は何が足りなかったのか
分かる今なら

幸福になりたいのなら
自分を守り通すための
つまらない意地
優位に立ちたい
臆病な自分を
真っさらにすること
嬉しいことは笑って
悲しいことは泣くこと
ただ素直になること
大事だと思うものを
ただ大切にすること
それだけで良かった