今日だけでいい 2019-06-23 19:17:53 | 詩 暮れかかった空走って会いに行くこうしていても心の中は分からないあの人はきっと誰かを思い出してるそれでも私は大好きで愛しくて見つめられるだけで溶けそう今日だけでいいあの人を私だけのものにしてください
夜に沈む 2019-06-19 18:22:00 | 詩 愛してくれている 確信はあるけれど 君に相応しい僕だろうか 気弱さと自惚れが入り混じって 定まらない夜 矛盾だらけの感情 横たわった体ごと どこまでも深く沈んでいくみたいだ このまま夜が僕を包んで 光を奪おうとしても かまわない 孤独に蝕まれて 流れる涙と一緒に どこまでも どこまでも 真っ暗な夜に沈んでいたいんだ
雨音 2019-06-16 20:27:18 | 詩 雨の音が好きと言った目を閉じて床に耳を当てて降り続く雨音を聞いてるこんな日は薄暗い部屋で雨粒に隠れて言えなかったことも簡単に打ち明けられそうな気がする
神様はいるんだろうか 2019-06-14 21:30:28 | 詩 紫色に染まった夕暮れ時 散歩へ出かけた 自動販売機で缶ジュースを一本 聞いたこともない名前のソーダ水だった 一口含んだ瞬間の刺激で 君を思い出す 季節外れの柔らかい風が袖を通るたび 迷いのない甘くて優しい気持ちがやってくる こんな穏やかな時は久しぶりだ 「神様はいるんだろうか」 いつかあいつが言ってた言葉が浮かんだ 想像もつかない出来事が起こると 人は神様のせいにしたり いちいち理由をつけたがるけど 今この時が事実 理由なんかいらないよね 君に出会えたことに 何気ない日常の隙間にいつも君がいることに 愛してる 愛してる… ひとつしか言葉が見つからない