何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

無関係な人

2018-06-30 23:27:33 | 
未来があると見せかけて
いつかいつかと
言い続けて
愛は深いとか
愛されたいとか
言っといて
あんなに愛し合って
覆された
明日があると見せかけて
明日から無関係な人


蕾のままの花

2018-06-29 22:24:17 | 
湖のほとり
静かな波の音
寄せては返す感情を
胸に隠して
黙ったまま
ただ遠くを見てた
あの時山の名前を
言った気がする
ふたりは未熟だと
認めたとして
泣きながらでも
耐え抜いたとして
蕾のままのあの花は
一度は咲いただろうか
咲いたのだろうか


愛するということ

2018-06-28 22:15:32 | 
愛するということは
その人の幸せを願うこと
偶然開いたページに
綴ってあった

愛を残したまま
思い出はいつか消えるのだろうか
見届けられなかった愛する人の幸せを
今さら
今から
どうやって確かめたらいいのだろう



あの頃の僕は

2018-06-27 21:27:49 | 
あの頃の僕は
どこへ行ったのだろう
星空の向こう
月の彼方
虹の向こう
青く抜けた
空の彼方を
疑いもせず
信じてた
いつか曇り空から
光が差して
手を伸ばせば
届くと信じてた
あの頃の僕は
どこへ行ったのだろう
人の心を
知ろうとすればするほど
臆病になって
遠くなって
霧の中
ただ悲しいだけの人
星や月や虹や空を探してた
あの頃の僕は
どこへ行ったのだろう