愛してるは言わない 2020-08-29 22:33:05 | 詩 愛してるのに心から愛しちゃいけないとか会いたくても時が過ぎるのをじっと待つとか幸せなのにそれが悲しかったり分かっているのに他人の振りで目を逸らしたり矛盾ばかりの私たち夏の夜涼しい風が吹き抜ける募る想いは隠して
カレンダー 2020-08-18 22:33:01 | 詩 会えなくなってもう何度カレンダーをめくっただろういつの間にか桜も緑に変わってた昔の笑い話一人で聴く思い出の曲あなたが隣にいないことがこんなにも味気ない景色だったなんて毎日を大切に送ってきたつもりでも一緒にいる時間が当たり前じゃないと思ってきたつもりでも時の流れは幻みたいに全速力で通り過ぎる生きていくことの情熱や誇り勇気や自信こんなにもあなたに守られて私の心を動かしていたものがあったなんてカレンダーをめくる時間の尊さが胸に響く私を動かしていたものそれは確かにあなただった
温かい手 2020-08-10 21:31:00 | 詩 差し伸べられた手は確かに温かかったのに僕はその手を自ら離してしまった幸せを失くした時はじめて幸せだったんだと気づいたあれからずっとどうやって幸せになろうか探し続ける日々大切な人の温もりすら信じられなくなってしまった自分にどんな幸せが似合うだろうか
変化 2020-08-09 21:52:19 | 詩 1年前の今頃僕はこのイチョウ並木の道を暗い気持ちで歩いていた愛が欲しいのに卑屈になって何がいいのか悪いのかさえも分からなくて何もかもどうでも良くなってた君と会ってこの道を歩く1年前とはまるで違って見上げた空や黄緑色の木の葉が光って見えたんだ素直でいたいと思える変わった自分がいるこの世界にも確かに希望はあるんだと思った