何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

1月14日

2022-01-14 16:36:00 | 
カプチーノと2枚のクッキー
コーヒースタンドのカウンター
ひとり、またひとり
急足で店を出ていく
夕暮れの窓越しに映る
ひとりぼっちの自分
泣きたいのに笑っちゃう

ダイヤモンドの光

2021-08-29 21:54:36 | 
毎日を、毎日生きている
大切な人や物のために
磨いてきたものが
輝くときがきっとある
暗闇があるなら
どこかに光はある
それが例え
誰にも気づかれることのない
輝きだとしても
私にはダイヤモンドのように
眩しく光って見えるから





空の美しさを知った日から

2021-06-12 21:22:13 | 
毎日の忙しさ
疲れた体と余裕のない心
雑多なこの街の中にいると
ふと見上げた空があまりにも広くて
自分がちっぽけに思えた

仕事の隙間に
今日は一度だけ君の顔を思い出した
あの頃のまま
微笑んでる
やさしい顔だった

誰かを想って見上げる
空の美しさを知ったあの日から
少しだけ自分のことが分かって
人を許せるようにもなったけど
失くしてしまったものは
もう取り戻せない
間違いだらけの決断と
鮮やかな思い出だけが
いつも黙ってここにある

大切にしたくても
もうここにはいない
君の笑顔が見上げた空に映る



また出会えたら

2021-05-24 18:31:00 | 
好きになればなるほど
距離は縮まり
近くなればなるほど
慎重になって
罪の意識も後ろめたさも
大きくなるから
いつか
いつか分からないけれど
この手を離さなければいけなくなった時
出会えて良かったと思える
別れにしたい
この世じゃないどこかで
もしまた出会えたら
今度は迷わずに
あなたの手を掴むから