あたしはぶす子@天国!
待ちに待ったわかめの初凪が5月11日に!
三国のわかめ漁の解禁は4月25日ですが......
今年は西うねりの時化が続き、たまに波が収まると雨が降ったり、気温が低かったり、里海を守る磯の清掃活動があったりで、12日間、ソワソワしながら凪の日を待ってました。
そして、いよいよ一昨々日、早朝5時、米ヶ脇の空に赤白の吹き流しが揚がりました!
この吹き流しは、海女漁の海が開いたサイン。
サンセットビーチの駐車場に吹き流しが掲げられると、米ヶ脇の海女さんたちは、いそいそと漁の準備に取り掛かります。
海女小屋の前をお掃除して、畳表のござをひく。
ウエットに着替えて、水中眼鏡、ウエイト、ブーツ、キャップに手袋、海女桶とめ網(わかめを入れる網)を持って、いざ漁港へ。
6時30分過ぎに、伝馬船に乗り込み、45分ごろ出航!
7時に漁場について、みんな一斉に海女桶と一緒に入水です。
わかめ林に素潜り、手でわかめを引っこ抜いてきます。
獲ったわかめは、海水を切って桶の中に.......
これが、なかなかきつい!
桶4杯から6杯とると時間切れ、漁の時間は1時間足らず。
8時には港に帰って、浜の駐車場で直ちに天日干しします。
まずは茎とはっぱと、めかぶと石鎚、やろうとしりめを外します
はっぱだけを、手編みの簾の上に丁寧に並べていきます。
海女を引退した先輩や、家族、近所のおばちゃん、Nan's SeaのStaff総出で一気に干しあげます。
8時~干し始めて、午後2時頃には干しあがり、粉にもみます。
今では干し手が3人しかいなくなった、べっぴんさんわかめの板わかめも、出来ました。
とびっきり、美味ーな米ヶ脇のわかめ、
茎が細く、葉が大きく、めかぶが小ぶりでみんなとっても柔らかいのに、シャキシャキ。
完全天日干しです。
すべては海に流れ込む、栄養をたっぷり持った母なる九頭竜川と、東尋坊に湧く白山連峰の伏流水のおかげです。
生のbabyちゃんわかめは、しゃぶしゃぶで
茶色がきれいな緑色に変わる瞬間は、たまりませんね!
きっと、みなさんのわかめ感がひっくり返るほど、美味しい米ヶ脇のわかめ。
晴れて、凪のいい日、6月の15日ごろまで、サンセットビーチの北側、海女七世美の海女小屋で干しています。
是非、のぞいてみてください。