山形県内の中途失聴・難聴者ブログgoo

旧ヤプログ「山形県中途失聴・難聴者協会会員ブログ」です。

「にげて!」と「にげろ!」

2016-11-22 21:24:51 | つぶやき
朝、6時。
目覚まし時計の代わりの、
携帯電話が、ポケットでブーブーブー!
今朝は、ベットも振動が・・・?
飛び起きて、地震だと気づいた・・・。
テレビを見ると、どの局も地震速報。
字幕がしっかり付いている!

東日本大震災を思い出した。
5年前の教訓が、様々なところで活かされていると感じた。
決して忘れてはならないこと。
でも、忘れなければ生きていけないほどに、心に傷をおった人もいる。
もう5年とも言えるし、まだ5年とも言える。

テレビのチャンネルをかえて気づいたこと。
赤い大きな文字の点滅で、
「津波!逃げて!」「つなみ!にげて!」が、NHK。
「津波!逃げろ!」「つなみ!にげろ!」が、某民放。
「て」と「ろ」、どっちでも同じ・・・?
発信者の意図するところは、そう違わないと思う。同じだと。
でも、微妙に受ける感じは違うような気がする。
日本語は、奥が深い・・・。
ロコぽち




揺れる日本語・・・。

2016-11-07 22:47:58 | つぶやき
「障がい者と向き合うプロになろうとする君たちが、
初歩的な専門用語を読み間違えてどうする!」
学生時代に厳しく指導された記憶がある。
『重複障害』
「ちょうふく障害」を「じゅうふく障害」と読んだのである。
もう、30年以上も昔の話。健聴の頃。

最近、ワイヤレス補聴援助システムを使うようになって、
講師の話は、かなり正確に聞き取ることができるようになった。
先日の研修会で、講師お二人とも、「じゅうふく障害」と言っておられた。
聞くたびに違和感をおぼえ、なんとも落ち着かない。
しかし、今回が初めてではない・・・。
ん~おかしい・・・・・?ということは、もしかして?

「『ちょうふく』『じゅうふく』どっちの読み方でもOKなの?」
休憩時間に、周りの受講生に聞いて回った。
現役女子大生から、
「どちらでも大丈夫ですよ。」
帰宅して、インターネットで調べた。
ガ~ン
やはり、そういうことだったか・・・。
10数年間、音声言語が入ってこない間に、世の中は変わっていた。
浦島太郎の気分・・・。

あと十年もしないうちに、『じゅうふく』が主流になるのかも。
「こんにちは」も「こんにちわ」になるのだろうか?
日本語にあまり揺れないでほしいと思うようになった私は、
歳をとったということか・・・。
ロコぽち





合言葉は 「ほうれんそう」

2016-10-27 19:48:05 | つぶやき
社内研修会での講師の言葉が、心に残りました。
ほう・れん・そう
ポパイのことではありません。
(ちょっと古すぎて笑えない人もいるかな・・・?)
「報告」「連絡」「相談」
この3つをまとめて
「報連相」と言っているのです。
私自身、初めて耳にする言葉ではなかったので、
ご存知の方も多いことと思います。

この3つがしっかり機能しているところでは、
小さなミスやトラブルをすぐに発見することができ、
大きなトラブルに発展することがないというのです。

さらに、仕事上のトラブルを未然に防げるだけでなく、
社員どうしの良い人間関係をも築くことができるというから、
素晴らしい。
「あの場に居たから分かるだろう」とか
書類を机上に置くだけとかではなく、
ひと声かけるという丁寧さが大事だとも話されました。

このことって、職場に限らず、
難聴者協会のような団体であったり、
小さなサークル等であったり、
組織として動くときは当てはまると思いました。

合言葉は、「ほうれんそう」

ロコぽち


障害者の就活・・・

2016-07-11 20:03:36 | つぶやき
健聴者だったら・・・
自分ができる部分をひたすらアピールする。
「○○について学びました。」「●●が得意です。」
「◇◇という点で御社で自分の力を発揮したいと。」
意気揚々と!
こんな感じになるのかな。

中途失聴。10年ほど前に失聴して、泣く泣く前職を退いた。
身体障害者手帳の交付を受けて、ハローワークへ。
手帳を提示して、数枚の書類を書いて、聞き取り面談?

「電話は、聞き間違えが多いので難しいです。」

「背後や離れていたら、気が付かないし聞き取れません。
近くても、まわりがうるさいと無理です。」

「(パソコンは)できますかって・・・できるとはどのくらいのレベルだと?」

ひたすらできない部分をアピールしなければならない自分が情けなかった。
障害者手帳を持っているということは、
障害のためにできないことがあるということなんだよね。

しかし、
いざ、就職してみて、
できないことをはっきり伝えていて良かったと!
なまじ、無理して「少しならできます。」とか「大丈夫だと思います。」
なんて言っていたら、大変なことになっただろうと感じる。
仕事中には、想定外の事が起こる。

「聴こえないことで不安が倍増、頭が真っ白になって(固まってしまう)
何もできなくなってしまうこともあります。」
と言っておいて良かった・・・。
実際にそんなことになって、
「臨機応変にかっこよく対応できる人の方が少ないよ。」
という同僚の優しい言葉に涙。

無理せず、背伸びせず、ありのままの自分を見せることって大事だと。
なかなかプライドを捨てられないんだけどね。
ロコぽち


かっこう~♪かっこう~♪ないてる~♪

2016-06-01 21:41:52 | つぶやき
今日から6月。
衣替えというのに、ちょっと肌寒い感じの1日でした。

先週あたりから、我が家の近くで、
今年もかっこう鳥が鳴きはじめました。
新緑の中、さわやかな風、そしてかっこうの鳴き声。
目で見て、肌で感じて、耳で聞いて。
「私は生きている」と感じる瞬間です。

人工内耳のリハビリの過程で、かっこうの鳴き声は、
私にとってかなり感動的な出来事でした。
10年近く聞こえていなかったのに、
今年は6年目のかっこうです。

人工内耳のお陰で、生活の質の向上
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)