家の中でメスティンとダイソーのパック燃料を使って米を炊いただけのお話
■メスティンとは
直訳すると「飯盒」
アルミのお弁当のような形状の米を炊く食器
代表的なのがトランギアというメーカーのやつ
■今回使用した道具たち
- トランギアのメスティン(飯盒、これでお米を炊きます)
- カトラリーセット(スプーン、フォーク、ナイフのセット、これでお米を食べます)
- SOTOミニ焚き火台ヘキサ(パック燃料を燃やす台として使います)
- ダイソーパック燃料(4個入りで110円)
- 新富士バーナースライドトーチ(カセットガス燃料で経済的なライター、トーチが伸びるので火付けもらくらく)
■収納時
メスティンにスッキリ納まるので持ち運びも楽々
■自動炊飯とは
メスティンとワンセットで語られる固形燃料に火をつけて放置するだけで米が炊けてしまうのが自動炊飯というスキル
最初チョロチョロ中パッパのような火加減の調整などは一切しない。
今回使用するパック燃料はよくある青い固形燃料と違い燃料成分であるアルコールが揮発しないので長期保存が可能
不定形なので収納時も隙間に詰め込めてかさ張らないなどメリットもあるが「ジェルだから一気に燃えちゃうんじゃね?」とか「ジェルだから燃えてる最中に焚き火台の隙間から漏れるんじゃね?」っていう心配もあったので実験をしてみることにした次第。
■自動炊飯開始
自動炊飯のざっくりした流れは以下の通り
- 米に水を10分以上給水
- 燃料で10分加熱
- 蒸らしで10分放置
火をつけてからは通しで20分くらいあれば燃料が燃え尽きて蒸らしまで完了しているという寸法
メスティンのスモールはカタログ値では1.8合まで炊けるとあるが、多分ミチミチになるので一合で炊くのがスタンダード
写真を忘れたが米一合に対して水が内側にあるハンドルポッチの真ん中くらいまでが良い、ちなみに蓋にすりきり一杯の水でも同じ量になるので基本的には蓋を使って水を入れている。
沸騰時の内圧を高めるために蓋の上に重しをする
おかずにする缶詰や屋外なら手ごろな石でもいい。
燃料パックの形状のためか寝かせて設置したためか、結構火の位置が偏る。
バーナーパッドを挟んで熱が均等になるようにしても良いかもしれない。
6分ほどで吹きこぼれ始めたので火力的にはパック燃料でも問題ないことがわかる。
■自然鎮火
10分ほどで燃え尽きる。
カタログ値では18分とあるので燃やし方が悪かっただろうか。
もしくは燃焼皿と違い焚き火台だから空気がガンガン流れ込むせい、というところかな。
懸念していたように一瞬で燃え尽きたり、ジェルが燃えながら漏れたりということは全くなかったのでとても優秀。
ただ少々燃えカスが出る。
■蒸らし開始
本来は蒸らしで保温バッグやタオルで包んで逆さまにしておいたほうが上手に炊ける成功率が上がりますが、今回は放置してみた。
■御開帳
お米が立っておる
■かます
底の焦げつきもなく火加減としては丁度良いっぽいが、上が少し硬く、下が少し柔い。
人類の英知「飯盒を蒸らすときは逆さまにするべき」の意味が良くわかる。
賢者は歴史に学ぶのだ。
それにつけても炊き立ての米はうまい。
うっかり単身赴任にでもなったら朝炊いて半分食って空いた場所におかず詰めてそのまま昼のお弁当にするっていうミニマリスト気取りも悪くないかな。
そのときはガスかIHを使うことになるので全自動というわけにいかないだろうけど、アルコールストーブならばあるいは。
■最後に
パック燃料を使ってみた感想
- 保存期間が長い(はず)
- 持ち運びでかさ張らない
- 米を炊く点では火力十分
- 環境によっては燃焼時間が10~18分の間で変わる可能性がある
- ススは出るけど臭いは無い
- BBQの着火剤に流用できる
- 青の固形燃料3個入りに比べて4個入りなのでリーズナブル
- やっちゃダメと書いてあるけど2個同時使用で超火力も期待できる(と思う)
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