昨年末行きそびれたのを
今頃になって思い出し
琵琶湖近辺に
墓参りに詣でる。
表向きはそんな理由で
本当は天気がよかったから。
合わせて、今頃になって
今年の桜フォト。
年末に同じアングルから撮る景色も
光の粒子がぼんやりと暖かく滲んで
春の気配が漂う。
ところで先日
「翻訳できない世界の言葉」
と、云う本を読んだのだけど
とてもおもしろかった。
例えば、日本語だと
「侘び寂び」「木漏れ日」が、例に挙げられていて
確かに外国語にすると訳しにくい。
ヒンディー語にJUGAAD(ジュガール)と云う名詞があり
意味は
「最低限の道具や材料で、とにかくどうにかして問題を解決すること」
だそうで、とても良いなーと感心した。
ハワイでは
誰かに道を教えてもらい
歩き始めたとたんに、教わったばかりの方向を忘れたとき
「AKIHI」(アキヒ)になったというし
(私はしょっちゅうアキヒだ。)
フィンランドでは
トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離を
PORONKUSEMA(ポロンクセマ)と表現する名詞がある。
旅に出る前に、期待と不安で
ワクワクとドキドキが止まらないことを
スウェーデンでは名詞で
RESFEBER(レースフェーブル)と、一言で表現できる。
自分の気持ちにぴったりの言葉が
その時々でみつけられないことが多い。
なんとももどかしい気持ちになるのだけど
世界にはいろんな表現があって
それを知ることは、改めてそんな感情の存在を確認でき
とても豊かな気分になる。
おすすめの一冊ですよ!
と
たまには真面目なことを云ってみる。
よい一週間を。
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