呑んべぇおやじでもいいじゃないの

最近ちょっと方向性変更気味です

旧国鉄足尾線 廃線間藤駅~足尾本山駅を訪ねて

2012年11月04日 | 鉄道小旅行&B級グルメ
 ここ数回廃線探訪が続いていますが、今まで歩いてきた廃線は軌道敷跡が遊歩道化されていたり駅舎が保存・復元管理されていたりと市町村などによって鉄道遺産として残された場所でした。

 今回の足尾線は、全線が全く管理はされておらず荒廃するに任せた私有地です。

 基本立ち入り禁止区域です。

 事前調査でトンネルに入ったりガーター橋を渡ったりというつわものがかなりいましたが立ち入り禁止は守らなければなりません。

 それが今回の廃線探訪のネックになりました。

 多少その立ち入り禁止を破ってますがご勘弁ください。

 わたらせ渓谷鐵道の沿線には色々な「廃」があり、数年前に廃村松木村を訪ねてからのお気に入りの地区で毎年数回は訪れて、廃村・廃墟・廃工場・廃屋・廃坑・廃校・廃線など「廃」を訪ねています。

 今回も数駅に降り立つ予定なので大間々駅で1日フリーキップを購入しました。



 旅客運転終点の間藤駅です。

 
 車止のらこちら側が廃線区間で、元々貨物線で間藤~足尾本山間の旅客運転はありませんでした。





 ここから軌道敷を歩く人もいるようですが基本立ち入り禁止ですし、事前情報でこの先の切通しに岩の崩落があるらしいので県道を歩きます。
 
 
線路は、足尾銅山社宅(廃墟)裏の切通しを過ぎて県道を渡ります。

 
 踏切の信号機も未だに残っています。

 
一時停止してゆく車もありました。



 踏切を過ぎると最初の橋梁です。


 橋梁の下を通る石の橋も現在は通行禁止です。



 ここより少し上流の本山小学校に行く橋を渡り対岸に渡ります。



 小学校付近も立ち入り禁止ですが、ちょっとのぞける場所がありました。

 

 小学校を過ぎるとすぐに最初のトンネルです。

 
トンネルには、法面を伝わって降りて行ける踏み跡があり「歩鉄」いう方々はこのトンネル内を歩くようですが、トンネル出口も崩壊がある様子です。

 
 先ほどの橋を県道に戻り数百メートル歩いてその上の橋でまた対岸に戻ります。


 渡った先には集落の集会場がありその先はやはり通行止めですが、次のトンネルの入り口を見ることができます。
 

 トネルの入り口には信号機が残っていました。


 その先には、終点足尾本山駅のある工場も見えます。

 

 トンネル手前の橋梁は近くで見ることができました。



 ここから足尾本山駅近くまでは林道に沿って進むことができるのですが、ここもやはり進入禁止、しかたなくまた橋を渡って県道に戻ります。


 そしてもう一度上流の古河橋、リベットで組まれた古い橋は通行禁止ですが、を渡りなおして足尾本山駅に近づきます。

 

 足尾本山駅は、この橋梁を渡ったすぐ先です。


 この橋梁の上に通じる林道も立ち入り禁止なのですが、さすがにここだけは上に上がらないと足尾本山駅を見ることができません。

 柵を越えて林道に入り出川橋梁の上に立ちました。


 足尾本山駅です。

 

 この橋梁を渡って門扉まで行く人がいるようですが、立ち入り禁止なのですからそれはやめましょう。


 往時には、蒸気機関が精錬所の製品を運んでいました。



 往時の写真は帰りに立ち寄った国登録有形文化財旧花輪小学校の国鉄足尾線コーナーに展示されていたものです。

 

 この木造の小学校も今は資料館で通う小学生はいません。