__ 国民的なアスリートと呼ばれる、
浅田真央ちゃんが2004年、12歳のジュニア女子として「トリプルアクセル」を跳んで、スケーターデビューしてから20年。(先月に芽出たく『マオリンク・立川立飛』がオープンした♪)
あれから3年経た2007年、ブログ『伊勢-白山 道』が開設された。それ以来、どれほどコメント欄に投稿しただろうか?
長年の読書歴の結実として、心ある日本人同胞に是非伝えておきたい話がたくさんあったからだ。
もう、堰を切ったように豊潤に流れ始めた。何よりも、リーマンさんの神事についての前代未聞の神秘情報に触れた昂奮から、リーマンさんの記事にからめた投稿が溢れ出してきた。
その中で、日本人の琴線にふれて止まないアスリートとして、浅田真央ちゃんが読者の投稿にひんぱんに現れるようになる。
老若男女、日本人から最も愛された女性アスリートといってもいいかも知れない。
真央ちゃんの辿った歴史は、彼女が小さな頃から日本人は皆知っている。
おとつい、お昼🕛の番組『ぽかぽか』に出演されていて、面白かったから、それから語り始めて……
2010年頃からの伊勢白山道・コメント欄での投稿を時系列で並べていこう。
真央ちゃんについては、リーマンさんもブログ『伊勢-白山 道』の本記事で2回取り上げているので、そのリンク🔗も折々挿入して……
わたしの真央ちゃんへの信仰ともうしますか、「推し活」ぶりをご披露いたしましょう。
まずは、『ぽかぽか』より
拙稿の引用は、ブログ『伊勢-白山 道』の検索🔍を司る志Javcofさんの検索システムを利用いたしました。
⚫️ 2024-11-28(伊勢白山道記事:2024-11-28)
真央ちゃんの無心の神話
日本人はネオテニー (幼形成熟) の成功例だといわれるが……
なかんづく、その日本式ネオテニーの最高傑作のオータニさんの若い頃をみてから、真央ちゃんのソチ五輪フリーの深層話を拝見した。
もう40回は、観て泣いているので、さすがに今回は無いだろうと無防備に臨んでしまったが、シバタさんにもらい泣きしたんじゃなく、またぞろ涙してしまった。
なぜなんだろう?と思いを巡らしたら……
ああ、古事記とか大祓詞みたいなものかと得心した。
真央ちゃんのあの伝説のフリーとは、いくつもの物語が次元を越えて錯綜する「神話」なのである。
幼すぎて出られなかったトリノから始まって、
成長するにつれ、難度の上がるトリプルアクセル、
熾烈なトップ争いと、高額な遠征、一心同体の母子関係、
ライバルとの因縁と国家的不正、
一からジャンプを鍛え直す、完成へと向かう強烈な意識……
ちょっと思いついただけでも、波瀾万丈の濃縮された人生(つまり神話)であろう。
なぜか、真央ちゃんはタイミングに恵まれない。
年齢制限にひっかかったトリノ五輪もそうだが、
モリ元ソーリに「肝心なところでコケる」とか、
引退についても、ハライチ・イワイから「グダグダでやめた人」などと責められ、さぞ御心を傷めたことであろう。
しかし、そーした悲喜交々で起伏に富んだストーリーを、つねにその身にまとっているのが真央ちゃんなのである。
初めての交響曲の初演に失敗し、深刻な鬱病におちいり、ダーリ博士の催眠療法でやっと窮地を脱して、見事に復帰を果したのが……
ラフマニノフの🎹ピアノ協奏曲第2番、真央ちゃんが伝説のフリーを舞った楽曲だった。
あの8トリプルジャンプの高難度の構成は、ロシアの名伯楽タラソワ女史が、女子スケーティングの理想をつめこんで真央に託した、振付の傑作であった。(タラソワは真央の悲劇と大きな完成を予想していた)
あの振付は、そののち10年以上越えられなかったのではなかったかな。(真央のご母堂とも深い縁があった)
真央ちゃんの、世界女王への道のりは、国際スケート連盟の日本潰し (不利なルール変更) との絶え間ない闘いの歴史でもあった。
人種差別は、表に現れない形で今も根深い。
最後に、リーマンさんの見立てでも真央ちゃんは、チベットのミロク菩薩との縁が深かったはずである。
人の何世分の苦労をも半生で経験した、成熟した魂だったはずである。
恒に挑みつづける真央ちゃんの原動力が、あのご母堂を喜ばせるためであっても、その極くプライベートな結縁が、思いもよらず世界を動かすことになるのである。
かくの如く、真央ちゅん御一人の半生なのだが……
いろいろな次元の物語 (ストーリー) が同時進行して、あるいは並行して、相混ざって紡がれてほつれて、幾通りもの読み解きのできる時空を超えた本源的な時代絵巻となっている。
つまり、神話の中の人物が真央ちゃんというわけなのだ。
いま、新しく『マオリンク♪』もオープンさせ、スケート⛸️人としてより世界的な貢献をする段階に立ち入ったことと思う。
真央ちゃんは、いまも、神話を生きているのである。
⚫️ 2024-12-06(伊勢白山道記事:2024-12-06)
見事なハイキック♪
きのう録画しといた、真央ちゃんご出演の『ぽかぽか』を観て、ニンマリとした。
憎っくきイワイに、ハイキックを喰らわしていた。🎉
【『ぽかぽか』での仲睦まじい一コマ。高橋大ちゃん、ありがとう♪ 真央ちゃんに声かけて(出演オファーして)くれたんだってね。】
フィギュアスケーター⛸️は、蹴りが上手いものらしい。体幹も出来ているし、回転にも馴れているから。
真央ちゃんのハイキックは、なかなか堂に入っていたよ。
以前CMに出たときのハイキックは、まるで体操だったものね。格闘技の蹴りとは、ただ脚を棒のように叩きつけるような単純なものではない。
ヒットした瞬間に若干ヒネるような浸透させる打撃がよく効くキックである。
『るろうに剣心』の太鳳ちゃんも運動神経は抜群なんだけど、格闘技のよく効く蹴りではなかった。
ほとんどのアクション女優はできないのである。
唯一、志穂美悦子さんくらいだろうか。
[※ 後日加筆🖌️、映画『ハイキックガール』主演の武田梨奈は素晴しいですね。琉球少林流空手道月心会(黒帯二段)。セゾンカードCMが凄かったです。]
真央ちゃんのは、アニメ『ダンダダン』のOPのヒロイン影絵みたいに、見事に腰の入ったハイキックでしたよ。さすがは真央ちゃん、バレエダンサーだけのことはある。
ボクサーのパンチやバレリーナの後ろ蹴りは、刑法的には「兇器」の扱いなんだよね。
凄みのある真央ちゃんもいい、ミット打ちのカタチで人知れず因縁を昇華させてあげたのも、優しい真央ちゃんらしくて好かった。
真央ちゃん推しはなかなか終わりそうもない、親戚のオジサンでした。(お蔭で一つの決断ができたよ、ありがとう)
__ ここから、わたしの真央ちゃん推し活の原動力となった、伊勢白山道への投稿を掲載いたします。
時は、バンクーバーオリンピックで
真央ちゃんが銀メダル🥈となった時に、リーマンさんが書いた記事がきっかけとなりました。
__ この記事にたいする私のコメントが、
⚫️ “ 浅田真央の慈顔 ” (玉の海余白)
2010-02-28(伊勢白山道記事:2010-02-27)
残業続きで、ショート・プログラムも正念場のフリーも見られず仕舞いで…
ニュース映像で、凛烈な光を放つ彼女の断片を拝見して感じたことは…
悔しさに沈んでいた表彰式で、キム・ヨナ選手からハグされた時に一瞬見せた彼女の表情― あれは素晴らしいものでした
読者の‘めじろ’さんが『十一面観音への道(10/02/28 09:30)』と云われていたが…
複雑な思いもあったろーに、あの純粋で自然な祝福の微笑みには、当の好敵手たるキム選手が一番感じる処があったんではないかな
私は、そこに19歳の菩薩の姿を垣間見た
前の世界選手権だったか、今回のと似た赤と黒の衣裳で…
アラム・ハチャトゥリアン (グルジェフと同じアルメニア人) の重厚なワルツ―『マスカレード (仮面舞踏会) 1940 』に合わせて氷上をスケーティングする御姿を観て、その美しさに心底から揺さぶられたものだった
以前より、フィギュア・スケートの芸術性には疑問を持っていただけに尚更であった
姉の舞&真央のCD『スケーティング・ミュージック 2008ー9』も購入してしまいましたョ♪
今回は、ラフマニノフの『鍵』とのことで、無茶しよるなと彼女の飽くなきチャレンジャー振りに感嘆しました
うら若き小娘に、ラフマニノフの悲哀 (と歓喜) は難しいだろと思っておりましたが…
どーしてなかなか、稀にみる天才ゆえなのか、真央ちゃんの奥深さを窺い知ることになりました
成る程、弥勒菩薩や十一面観音への道の途上にある高貴なる魂なのですナ
…… スサノオ (=人間のひな形) が泣いて求めたのは「母性」でした。
人間が現実界にいる間は、生涯に渡り母性を求めてさ迷う宿命が、男女共に誰にでも在るのです。
…… 真央ちゃんには、慈母観音の大母性めいたものを確かに観受します
怒りの表現をしてさえ、底にある優しさが滲み出て美しくもあります
彼女が「暴悪笑面」を会得したら、如何ばかりのいいおんなに成ることでしょー
女性人気の高いのも頷けますネ
いままで私は、女性はエディプス・コンプレックスの絡みから、父性を求めるとばかり思い決めていて、母性を求める自然な本質を見過ごしていました
なぁ~んだ、女性にも母性で接してよかったのですね
今回の記事は、リーマンさんの新たな一面が浮き彫りになったよーな感じで、1000篇以上の随想をモノして尚、未だ底が見えないことに恐ろしさすら感じております
真事にありがたい事です
⚫️ “今、頑張りましょう” (玉の海)
2013-10-22(記事:2013-10-21)
真央ちゃんのラフマニノフ、観ました
『のだめカンタービレ♪』を通して、私にとって聖なる曲となった…
セルゲイ・ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番」
…… 悲痛なる挫折、微かな光明、生きる希望、閃き、静観、思い出す、歓喜、大安心、そして静かなる夜明け……
以前のバンクーバーでは、ラフマニノフ「鐘」を踊ったこともあった
個人的には、ハチャトゥリアンの「ワルツ~マスカレード (『仮面舞踏会』より) 」に乗った、流麗なスケーティングが彼女の真骨頂だと感じている
今回は、いよいよ名曲ピア・コン2に挑まれた真央ちゃん…
まだお披露目で、充分にこなれてはないが、随所に華があり、驚きがあった
成長したんだなあ~
のだめの千秋とラフマニノフの「復活」の逸話に、今の真央ちゃんがダブって観えた
この楽曲をモノにしたら、素晴らしいフィギュア・スケートが成就する予感がある
音源はできれば、リヒテルのピアノ演奏 (ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団) でお願いしたいものである
⚫️ “氷上舞踊~ 舞 (回転)・踊 (上下動) ” (玉の海)
2013-12-25(記事:2013-12-24)
今回の全日本フィギュアは、初めて三日間通しで、女子中心に観ました
「最終滑走は…… 」とか云うよーに、演舞とか云わずに、あくまで競技的な視点から「滑走」とゆーのですナ
あの、だだっ広い氷盤の上を滑るだけで、自分を表現する、しかも芸術的に演技するのは、いかにも難しかろー
体操競技みたく、技の難度を比較して、競技種目として観た方が、優劣が付けやすく公平なのかも知れん
しかし、そんな昔からの体質を脱して、別種の競技に生まれ変わろーとしている過渡期にあるよーだ
―最近のフィギュア・スケートの芸術性には目を瞠るばかりである
今回、浅田・安藤・鈴木のスケーティングには、能楽のよーな
【花】が確かにあった
今大会は、幾人もが背水の陣で臨んでおられる
その為もあろーが、カド番に臨む力士の如き、異様な集中力が立ち昇っていた
実に見事な、見応えのある仕合であった
―ショート・プログラム、
安藤選手の “My Way” は、胸にずんと迫って来た
よくぞここまで這い上がってこられたと感慨も一入だったが……
そんな心寄せなぞ、弾き飛ばして仕舞うよーな、毅然とした大らかな威厳が滲み出ておられた
噫~國津神の女(むすめ)なんだな~
10年前に、4回転ジャンプを極めていた天才少女が、かくもしっとりと優雅に踊る
私は、縄文系の野性味のある女性にはぞっこん参ってしまう
重厚にして荘厳な美しさが現れ出でたと感じた
稀有なことだ
続いて、浅田選手の軽やかにして典雅な舞い……
こちらは、天津神系である
細面ての弥生系かな
真央ちゃんは、天上の香りのする処が、並々ならぬご器量なのです
お二方とも、弛まざる挑戦魂の持ち主である
いや~、尾張名護屋の女子フィギュアは、ほんと凄いですネ
名古屋一 = 世界一、の場合もあるのです
そして、“愛の讃歌”を舞われた鈴木選手……
あのコーチの人相には驚かされます
一廉の人物ですネ
鈴木選手は、これまでのスケート人生の集大成として、悠然たる迫力に充ちていました
あの身体のキレ、ゆったりとした余裕、緩急自在なドラマティックな表現でした
このお三方の柔らかさには、剣術でゆー「残心」を看て取ります
「残心」は、斬った満足感に浸ることなく、次なる刺撃に備える姿勢です
次なる動作へ自然と繋がり、シークエンスが流麗な所作となります
― 最後に、織田信成選手の「泣きすぎ」、他人の喜びを素直に喜ぶ御姿には、やおら神動を禁じえませんでした
⚫️ “アホウで、エエじゃないか” (玉の海)
2013-12-27(記事:2013-12-26)
―ちかごろ、念の入った「阿呆道の達人」として注目していた織田信成選手が引退されたのは、やはり寂しいものがある
出だしが信長公のお血筋云々だったので、最初は反発もあったが…
なんか、憎めない男なんだよネ
> ―名前に関連して、スケート人生は「鳴かぬなら……」?
―今日もそうなんですけど、トップの選手から花束をいただけたりするとは思わなかったので、泣き泣きの一日だったんですね。
【鳴かぬなら、泣きに泣きますホトトギス】
とかです(笑)。
涙が印象的なスケート人生だったと思うので、それで締めくくりたいと思います。
…… ハハハ、最後に名言吐きおって~愛い奴よ
ネットで、こんな感想を見つけた
> 不覚にももらい泣きした
こんなにも織田のこと好きだったのかと初めて気付いた
…… そーなのよ、あの着氷の優雅さには天稟があった
不敬を申しているかも知れぬが、彼の笑顔は陛下の若かりし頃に大変よく似ておられる
ゴールドの真央ちゃんの引き立て役にぴったりだったのに、もう見られないのか……
__ 翌年の初頭に、2014年のソチ・オリンピックが開催される、いよいよ、ソチ五輪の伝説フリーへと迫ってまいります。
さて “春巻” は、ここまでといたします。次回の “夏巻” へと続きます。
_________玉の海草