__ ひとりの女性を、20年間推すって、もはや自分の分身みたいな目でみてしまいますね。
真央ちゃん推しの記事も最終回を迎えます。
⚫️ “ また、この場所で ” (王ゝのミ毎)
2018-04-28(伊勢白山道記事:2018-04-27)
もはや若くもない私だが、「週刊プレイボーイ」はなんやかや云いながらも、欠かさずチェックしている
何よりあの表紙が佳い、なにか時代をそのまま写し撮ったよーな生き生きとした切り取り方がよい
GW超特大号を手にとった、大好きな表紙を味わいながら表紙の見返しをみて、わが眼を疑った……
なんと、浅田真央ちゃんのグラビアが……
いやいや、この5月2日発売予定のフォトエッセイ『また、この場所で』からの大きな一枚の写真でした ♪
週プレといえば、姉の舞ちゃんのグラビアには度肝を抜かれたことがあっただけに、独りでなんや焦りまくって仕舞いました
これ、「撮影/川島小鳥」って、あの『未来ちゃん』を撮ったカメラマンだよね
【写真集『未来ちゃん』より】
世界一の可愛さの童女を活写された方が、今度は菩薩級の真央ちゃんを被写体にしてかあ〜
まーね、何年かぶりに真央ちゃんの写真一枚のために、週プレを買って仕舞いましたよ ♪
まー、われらが真央ちゃんにおかれましては、さんまちゃんのご指摘にありましたよーに、「いい子」ちゃんに留まっておられてはあきまへんな
ひとの模範になる必要などないのです、ひとから決めつけられるイメージに何の価値がありましょー
ご自分の表と裏、光と影を存分にお楽しみくだされよ、
⚫️ “ 余波余震 ” (王ヽのミ毎)
2019-02-01(記事:2019-01-31)
ー 面白おかしく、沈んだ心持ちを若干浮揚させて、真央ちゃんの公開されたばかりの動画でも拝見しましょー
【『メリー・ポピンズ リターンズ』オリジナル・パフォーマンス、浅田真央 “ 魔法のエキシビション ” __ あいかわらず、真央ちゃんの天上的な滑りは「エアリー」(織田信成の評)な美しさ】
⚫️“ 「妙好品」ってのもある ” (王ゝのミ毎)
2018-11-03(記事:2018-11-02)
棟方志功をいちはやく見出した、「民藝」芸術運動の主宰・柳宗悦には、実に面白い浄土真宗論がある
そのなかに妙好人を論じたものがあり、思想家としての柳宗悦の面目躍如たる処がある
きょうの記事にある「妙好人」とは、数ある仏教宗派のうち、なぜか浄土真宗に多く輩出される不思議愛されキャラなんです
「妙好」は白蓮華を意味して、浄い蓮の如き信者、一般に田舎にいて別に学問もないながら、あつく安心を頂いている人々を讃えて「妙好人」と呼びます
幕末の「信女おその」のエピソード>
ある婦人が、信心が得られずして苦しんでおりました。何とか信心を頂きたいともがいておりました。
これを見たおそのは、その女の人に、
「私がきっと安心できる秘伝を授けるで、二・三日やる気はないか」と申しますと、その婦人は大変喜んで、
「安心さえ出来ることなら、いかなることでも致します」と。
するとおそのは、
「【お差支えなし、御注文なし】という言葉を二・三日いいづめにしなされ」と申しました。
婦人は喜んで帰り、右な言葉を繰り返しました。二・三日の後にまたやって来て申すには、
「仰せに従うて三日間朝から晩までいいづめに致しましたが、何とも御座りませぬ。胸の中は相変わらずおかしなものでござりますが、こんな心でもようござりますか」
おその「お差支えなし、御注文なし」と。
「それでも何とも御ざりませぬ。へんてつもない心中で御座ります」というと、おそのは、また、
「御差支えなし、御注文なし」と申しました。
婦人はその時、凡夫そのままでお救いにあずかることに始めて気附き、喜び勇んだと申します。
おそのは、こんな簡単な言葉や、方法で苦しんでいる人々を導きました。
[※『柳宗悦 妙好人論集』岩波文庫- より]
民間の名もなき職人たちの作る工芸品のなかに、巧まざる美を見出してきた柳宗悦は、それらのなかに「妙好品」とも云える境涯に至った作品があることに驚きます
ー 今朝は、6:30 よりNHK総合で、インタビュー『浅田真央 〜私の “ 幸せ ” の場所〜』が放映される ♪
> 勝った、負けたではなく、氷の上で生き様を見せる
‥‥ これは、真央ちゃんのご母堂・匡子さんの凛としたお言葉である
生き様は無様 (ぶざま) なものでも一向にかまわない、偉くないままでもOKよと、この懐の深さ、妙好人ですなあ、どっちに転んでも、既に掬われているってね
正確に引用すると> 「フィギュアスケートは勝った、負けたではないと思うんです。生き様をどう氷の上でみせるか。それがフィギュアではないですか」
(※ 浅田匡子、真央ちゃんの母上のお言葉)
⚫️ “ まったく思いも寄らない体験 ” (王ゝのミ毎)
2018-11-10(記事:2018-11-09)
きょうは、最後の園遊会にお出ましになられた両陛下を拝見して、
NHK『真央が行く』で、パラ (障がい) ・アスリートを訪れた真央ちゃんを思い出していた
今上陛下のあの、相手に全人的に寄り添われるご姿勢とまったく同じ風韻を、真央ちゃんの面談から感じたからだ
アスリート同士の共感ってのも下敷きになっているかとは思うが、
包み込むよーに自然で、自分が自分がとゆー突出した目立ち方がまるでなくて、老練な翁のよーな、相手に緊張させない間積りで、ゆったりとした刻が流れていた
真央ちゃんは、意識を渡らせる範囲が途轍もなく広くて、普通一般の人々のレベルとは隔絶している
陛下に相似た雰囲気をまとわれるほどに、超一流のアスリートは天下人に近づくのかも知れん
陛下も真央ちゃんも、異業種・異文化・異世界へためらうことなくすっと入っていかれる
挑戦とは、新しい体験が出来ることを歓喜している言葉なのかもしれない
⚫️ 2020-08-08(記事:2020-08-07)
「 無思考」と言われて思い出すのは、ソチ五輪フィギュアスケートでの、真央ちゃんのフリー演技である
久しぶりに、真央ちゃんが引退発表されたときの『報道ステーション』の特集の録画を観た
そのなかで、ソチフリーでの真央ちゃんを実況した各国のアナウンサーたちが、偉大なアスリート・浅田真央に対して懐いている敬慕の念が尋常ならざることをあらためて知り、こんなにも世界中の人々から親しみを込めて敬愛された選手もいないもんだなあと感慨を深くした
たんたんと無思考で臨まれたソチ・フリーは、今回もまた観ていて不覚の涙あふるるを止めることが出来なかった
なぜか貴い印象をいだくのは、真央ちゃんのお母さんを思う真情が自我を消して、母性回帰=真我へ一体化する運動(流れ)となっていたからではあるまいか
ゾーンは無思考の賜物のよーに思う、この場合思考は遅すぎて対応できないからだ
⚫️2020-09-26 03:20:18 (記事:2020-09-25)
真央ちゃんも、晴れて30才に成られた由、おめでとう御座います ♪
30才になられただけで、ニュースになる、さすが真央ちゃん ♪
⚫️ (玉の每水)
2021-05-24(記事:2021-05-22)
真央ちゃんの『サンクス・ツアー』も、この一年中止を余儀なくされたり、紆余曲折があったんですね
生まれ育った故郷で、最後の千穐楽を迎えることが出来て、何より良かったと無事にやり遂げられたことを心より嬉しく存じます
信夫コーチの選手時代は、「コンパルソリー」の高手で素晴らしく正確な「フィギュア (図形) 」を氷上に描かれる御人であったが……
【真央ちゃんが、テレビで実演したコンパルソリー】
やはり、真央ちゃんはその美技をひそかに伝承しておられるのですな (よっ、正統伝承者 ♪)
精確無比なステップが根底にある、真央ちゃんのしなやかで滑らかなステップ・シークエンスは、優しく流れるんだよね、目に優しい流水 (移ろい) なんですね
真央ちゃんの踊るバッハは、初めて観る
蝶々夫人もパートナーとのアイス・ダンスの方が、一層しみじみと別れ (分かれ) が感じられますね
よくぞ、おひとりで立案・実行なされました、ご苦労様で御座いました
興行主としても、意外にたくましい母の力 (生活力) をお感じいたします
まー、真央ちゃんについてゆくお仲間は大変だったでしょー
真央ちゃんの「アタリマエ」は世界トップレベルだから
それにしても、フィギュア・スカートは人間の動きを超えて、天上的な動きの出来る稀有な表現様式だとあらためて感心しました
⚫️ “ それでも‥‥ ワリエワが観たい ” (8´11´22)
2022-02-16(記事:2022-02-15)
なぜなら、彼女はしっぺ下がりの泣きベソ顔したタタール人 (韃靼人) ですが……
その技は、入神の域に達しているからです。
カミラ・ワリエワの、まるで天から糸で吊されたマリオネットのよーなスクッと立った体軸と脱力、回転と滑走のスピード感、すべてをリッポン・ジャンプ (両手挙げジャンプ) でこなし、全身をつかって流れるよーな滑らかな身体のつかい方は、まさに達人のそれです。
手脚の長い容姿にも恵まれて、彼女の佇まいから醸し出される静けさが尋常一様のものではありません。
他の4回転ジャンパーとは明らかに何かが違うのです。
アイスダンスの世界チャンピオンだったアレクサンドル・ジューリン (ロシアのコーチ) は、フィギュアスケート史上、ワリエワほど優れた才能を持ったスケーターはいなかったとまで云っています。
技のすべてが理想的な出来栄えで……
その超高難度のジャンプは技術が高い上に「高さ」もあり、何より驚くべきことは高い芸術性を兼ね備えている処、スピンの美しさはプロのバレリーナ級で、身体の柔らかさも相まって、完璧なラインを描き出すことが出来ると。
欠点の見当たらない完全無欠のフィギュアスケーターであると、讃辞を惜しみません。
【プルシェンコの異名は「皇帝」だが、ワリエワは「絶望」である。なんと恐ろしい渾名であろう、一緒に滑る選手たちに「絶望感」を抱かせる程に、圧倒的な才能と実力をもっているからである。】
ロシアには、民族的にロシア人に次いでタタール人が多いらしいのですが、ワリエワはカザン汗国の末裔で、チンギスハーンの元朝つまりモンゴル系も入っています。
著名人では、バレエダンサーの神ルドルフ・ヌレエフや、プーさんの愛人の噂のあったカバエバ (体操選手) 、サッカーのイズマイロフ、フィギュアでは秋田犬好きのザギトワもタタール人である。
ザギトワによると、目の前にある課題が困難であればあるほどいいのがタタール人気質で、ご両親もそーであるとか。
司馬遼太郎の歴史長編に『韃靼 (だったん) 疾風録』があるが、あの「韃靼人」がタタール人の中国名である。
今回の「ROC」の個人戦メンバー三人は、すべて4回転ジャンパーだが……
ロシアの女子フィギュアは層が分厚い。
「ロシアの最高傑作」と称されるワリエワが、たとえいなくとも、全然心配なく金メダルを狙えるほど盤石である。
ワリエワより歳がわずかばかり上の「天才トロイカ(三人娘)」と呼ばれた、トゥルソワ、シェルバコワ、コストルナヤ (今回出場なし、4回転は出来ないがトリプルアクセルが得意) によって、
女子の「4回転時代」が到来した。
【トゥルソワに指導する鬼コーチ、人呼んで「鉄の女」、エテリ・トゥトベリーゼ女史。マジで喰われそうなほど怖いです】
女子のショートプログラムって、いまだに4回転ジャンプが禁止されているんですってね。
上記の「三人娘」の活躍により、ザギトワやメドベージェワ (セーラームーン好き) ですら脱落し、トゥクタミシェワ (25歳、妖艶女王 ♪) は今回補欠に甘んじなければならなかった。
ワリエワ (15歳) より下でも、14歳のアカチエワ (4回転・3回転アクセル会得) が抬頭してきていて、ロシアの首位は当分動かないみたいだ。
リプニツカヤとかソツコワとかのトップスケーターでも、20歳あたりで引退しているから、ロシア女子フィギュアの寿命は4〜5年しか保たないよーだ。
きのうのSPでは、ワリエワもよかったが、わが邦の坂本花織さんも随分と魅せておられました。
このお二方には、端的に「芸術性」があるのですよ。
これは、やっぱり真央ちゃんの偉大な足跡のお蔭であろー。
かのタラソワ・コーチは、真央ちゃんに出逢って以来、自らの方針を改めて「少しだけ日本人になれ」と指導しているそーです。
ユヅ君にしても、真央ちゃんにしても、世界のフィギュアスケーターから尊敬されている処は、その「負けん気 (逆境に立ち向う) 」であるよーです。
意外なんだが、強い意志でもって睨みつけている鋭い視線のフォトに世界的な人気がある。
> 負け犬は誰も相手にしない!
「負けたけどよくやった」なんてのは日本だけのメンタリティだ! (落合信彦)
__ ワリエワは、あんな可愛らしい顔してても、国際競争の呵責ない厳しさを、よく分かっておられるのだ。
そんな中にあっても、史上最高のワリエワの演技は「無心」のよーな感じがする。
彼女の演技の、いづれの一コマを取り出してみても、どれも美しいと思う
>「古賢能書の筆のつかひ様は、いづくにも精霊有りて弱き所無し」
訳;昔からよい書というものは、どこもかしこも生きていて、弱いところがない
[※ 尊円親王が著した『入木抄』(1352) より]
…… この伝でいけば、さしずめこーなる。
ワリエワのスケーティングは、どこもかしこも全身をつかった美しい所作に魂のこもった「生きた」ダンスで、指の先にいたるまで弱々しい処がない。
…… 現在のカミラ・ワリエワは、ちょっとふっくらして重くなったため、4回転ジャンプを跳べなくなってしまったようだ、いつぞやNHKの特集で見かけて、えらくショックを受けた。
ワリエワのお母さんがまた、毒親といわれるほどにキツ過ぎるお人柄らしいのも心配である。
韃靼人は、やっぱりサイヤ人みたいに戦闘民族だから、しょーがないと言えば、それまでなのだが。
やはり、母子二代にわたる執念は、コノ世ならぬマスターピース(神の傑作)を生み出すようだ。
「孟母三遷」の孟子の母に始まり、美空ひばりの母に、宮沢りえの「りえママ」、卓球🏓女子の母親たちもそうですね。
子どもというのは、最愛の母親の笑顔をみるために、命懸けで頑張るものなんです。
『ウィンター・ローズ』の稚い子どもの、大人たちを遥かに上回る決断には感動したものです。
真央ちゃんも、お母さんを喜ばせるために、懸命に滑っていたんだものね。
男女の別なく、ヒトは母性というものを強く希求するという摂理があります。
それを、競技なりパフォーマンスなりに表現するのが、アスリートの本質なのかも知れませんね。
真央ちゃんが、わたしたちに如実にみせてくれる神話には、御母堂の匡子さんの情愛が、太陽のように満面に真央ちゃんを照らしているのです。
「あの子は性格が男なんですよぉ」と、いつも笑っておられたと云ふ。(嬉しかったのだろう)
父息子は、父の壁を超えて成長しなければなりませんが、
母娘は、おなじ方向を向いて、これ以上ない強い絆で結ばれている、稀有な生命ユニットです。
「おかみ」とは、女将と書きますが、「将」を育てるのは同性の将なのです。
真央ちゃんは、世界最高峰の女将から育てられてきました。きっと、育てられたように、後輩を育てるのです。
おそらく、『サンクス・ツアー』などに同行した素人さんがたは大変だったでしょう。
でも、そんな真央ちゃんが育てる女性フィギュアスケーターも見てみたい気もする。
代々積み重ねられる秘伝は、凄まじい神妙さであろうと思うんだよね。
高等剣術である柳生新陰流の理合は、端倪すべからざる妙技を生み出すし、現在ロシア🇷🇺に蓄積されたスケーティング技術は他国の追随をゆるさないものであろう。
伝承するのは恒に「ひと」だから、その人を育てなくてはならない。
真央ちゃんはその辺、如何様に考えておられるのだろう?
マオリンクを介在して、真央ちゃんのやりたいことが達成できたらいいなと思う。
案外、フィギュアスケートから一切手を引くという幕引きかも知れないが、それもいいだろう。
真央ちゃんは、あのフィギュア大国ロシアが理想とする「スケーティング」を魅せつづけてきた個人史がある。
やり切ったといっても、ゆるされる歩みを実現させた。
だから、日本人にとって「神話」と成り果せた(なりおおせた)のである。
それは、いいようもなく素晴しいこと。
意外だが、岡本太郎の「対極主義」を実践された、
【大いなる変態】が、真央ちゃんなのです♪
(勿論、私のなかでは最大のほめ言葉です)
なんとなれば、
> “ノーミス” と、“トリプルアクセル” 。
人々を魅了した浅田のスケーターとしての姿勢は、この2つの言葉抜きには語れないだろう。
…… 完璧に演技するのが信念の真央ちゃんが、取り組んでいたのが、男子でも難しい「トリプルアクセルジャンプ」なのである。
これほど無謀な挑戦者は、めったにおるまい。
最も難しい技をえらぶ、そしてそれを完璧にモノにする。それはほとんど神の領域です。
その挑戦自体が、すでに入神の力業なのです。
わたしは、真央ちゃんに「神」を観ました。
それだから、伊勢白山道のコメント欄に真央ちゃんについての投稿をするのは、いたって正しいことだったのです。
この16年間、投稿しつづけられる「推し」が、誰か他に求められようか。誰もいやしない。
そんな稀有なる「推し」に出逢ったわたしは倖せ者だし、そんな偉大なる「推し」を見つけられたわたしは、存外に凄いんじゃないかと思っている。
_________玉の海草
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