偶像崇拝を神が禁止した理由

質問者：ハイル禅師　偶像崇拝を神が禁止した理由は
何でしょうか？

私：モーゼの十戒に出てくる神は立て分けが厳しいが
それは当時の人間が稚拙である上に正神の化身とは
いえ龍神だからであります

人間とは自由を好み束縛を嫌う性癖を持ちますが　
だからこそ自我が強く独立心も旺盛です

本当の神は人間に劫を積まさないようにする為に
細かく戒律を作って順守させようとします

だが人間は性欲のために姦通し　物欲のために
殺生や窃盗をするのが常でした

そこで戒律ばかりの厳しい神よりも自分達の欲望を
満たしてくれる神を作り信仰しようとする訳です

だがこれを認めると御魂が堕落して即物的な快楽主義に
なる危険性がある

こういう意味で当時は厳しい戒律が必要であり　
特に偶像崇拝は神への背信行為であり浮気信心よりも
重罪でした

実際に我欲で作られた神は魔界系統の陰の神であるので
当初は信仰を深めさせる意味である程度の御蔭を与えた
としても　最終的には人間を幸福に導く存在ではない

キリスト教も正神が経綸で降ろされた宗教でしたが
かなり悪用されて植民地の人間はキリスト教の白人に
迫害されてきた歴史的経緯も多くあります

人は自分勝手に自分の都合が良いように教えを曲解して
拡大解釈し悪用の口実にすることが多いのであります