ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

中世ヨーロッパでは宝石に医薬効果があった話

2024年03月12日 | 教え

質問者:ハイル禅師 中世ヨーロッパでは宝石に医薬効果が
あった話がありますが真実だったのでしょうか?

私:中世ヨーロッパでは宝石の隠れた効果として
様々な薬効があったと記述にはあります

例えばダイヤモンドを筆頭にした宝石の効能は鉱物学が
未発達の時代に大きな盛り上がりを見せ 特に中世では
錬金術の関心と共に宝石の効能や薬効が注目されたのです

例えばダイヤモンドは毒抜きの効果を見せると同時に
粉末化したダイヤを服用すれば毒が回ると10世紀に議論された

ダイヤモンドパウダーは無毒であったが粉砕したモノは
鋭いエッジがあり内臓を傷つけるから有毒と伝わったのです

錬金術の巨匠パラケルススはダイヤを盛られて死に
カトリーヌ・ド・メディチはダイヤモンドパウダーを振りかけた
食物を市民達に振舞って暗殺に適するか毒性をテストした

だが実際はダイヤモンドパウダーの代わりにヒ素が盛られたり
研磨師がケチってロック・クリスタルのパウダーを渡して
暗殺が失敗に終わった事が多かったようです

ルビーの薬効にはルビーを挽いて粉にしたものを内服する事で
癲癇や喀血を防いだとされサファイアは牛乳に浸して飲み干す
ことで毒や感染症を防いだとされる

宝石の医薬効果は高コストで眉唾が多く現在では廃れていますが
稀少な財物としての価値が評価されだしたからである