どこ吹く風

旅のことを主に書く。

九塞溝 入園まで

2007年10月04日 20時08分41秒 | 黄龍・九寨溝
 九塞溝は話に聞いた通りの美しさでした。
ホテルから入園口まで10分ほどバスに乗る、近づくにつれて歩道を埋め尽くす人並みが動いている。さすが近年の人気ナンバーワンといわれる九塞溝だ。ひとヒト人がざわめきと共に動いていく、それを見ていると我が方も急ぎたくなる。

 銀行があるので両替をする、みなさんこれまで両替する時間が取れなかったので文無し状態なのです、田舎なので”円”はホテル以外では使えない、円を多額持っていても文無しなのです。両替をすませたので入園かと思いきや今度は建物内に案内されて階段に立たされての記念撮影をする、それも服務員(係員)が撮影する。
二日間入場するので同一人物が入場するかどうかを確認する為の証拠写真らしい。入園料は初日が170元で翌日も入園する人は二日目が90元安くなる、不正防止の意味があるのだろう。チケットに写真が刷り込まれていた、スゴ~イ!

 パスポートとチケットを提示して入るも何故か半券を千切らない、チケットは絵葉書になっていて更に切手まで貼ってある。国内用の金額なので家に送るには切手の追加が必要だが良い考えだ、国営なのでできるワザか。半券は翌日ガイドから回収すると言われて慌てて半券を探す一幕もあった。リベートの清算に必要なのかな。

 あれやこれやで時間のロスもある、二日間見る予定なのでイライラせずに済むがそれでも人ごみの中にいると気分が高まり平常心を保つのが難しくなる。バス発着場では次々とバスが来て人を乗せていく。予想以上に客をスムーズに捌いていくので安心する。
九塞溝はY字型の二俣に分かれていて今日は左俣からの見物となる、10数Kmの谷に池・滝がありそこを流れる清らかな水は時には青く、また別の場所では緑にと輝いている、水面に写る周囲の風景は山水画ではなくて屏風絵である。このように色、写る景色が池によって違う姿を見せるので次の場所へ行くのが楽しみだ。
次の池までバスに乗ったりウォーキングをしたりと景観の良し悪し体力と相談しながら景色を楽しんだ。

 雨に降られたが池の色は美しい、晴れていたらもっと綺麗な色になるだろうか。また九塞溝も黄龍も清掃は行き届きある距離・地域を担当する清掃員が四六時中清掃している。トイレも整備されておりしかもエコトイレで初めてお目にかかるシステムだった。トイレが設置しにくい場所にはトイレバスが配置されている。ここはモデル地区なのだろう。入場料が高い分県境整備にも資金を投入しているようすが窺われる。

 昼食は大レストランのバイキング料理を食べた。1人40元也、高いと思うがここしかない。おにぎり持参でもいいな、手に入るなら。

写真説明:二俣近くの岩壁は干支の動物に見えるそうだ。自分の干支を探せる他人はシアワセとのこと。むやみやたらにシャッターを切ったら写っていた。何に見えますか?