九塞溝のどの場所なのか定かではないがホテル前の通りを歩いた。ホテルは九塞溝入口から車で10分ほど離れている小さな集落にあった。小さいとはいえホテルや観光施設があるのでオミヤゲ屋が何軒も並んでいる。
この日の夜は民族舞踊ショー見物がオプションで組まれていたけど、私はパスして地域巡りをした。通りに面した1階部分は店舗で一歩裏に入ると住宅となっている。一戸建て風の屋敷囲いもあるが長屋風のもある。ガラクタが積まれてどこが入口やら分からない家、梨がたわわに実っている庭に入口が色付き文字で飾られた家などが見える。
私たちのツアーの添乗員兼案内役をしてくださった日本語が達者な中国人の女性と一緒だったので心強かった。
マイクロバスから10名ほどの人が降りているのが見えた。暫らくすると又到着し路地を歩いていくので後について行くと、庭で火が燃えていてその周囲を回りマニ車を回して建物に入っていく。入口には数名の若者が立っていてその儀式を先導している。私たちにも入れと言う。
どうやら観光施設の一つらしい。ショート食事で50元とのこと、生憎食事は済ませていたので会場を見るだけにした。民家を改造してホールにして4~50席ほど並んでいる。私の同行の者が出かけたのが一流施設なら、こちらは純朴を売りにしているのだろう、入場料も180元と50元の差がある、しかも食事つきで50元なのだ。
門の前で若者と話にならない会話をして観光客の到着風景を見ていた、庭の奥が厨房になっているので見たかったが断られた。しきりにショーを見るように誘うので、明日仲間を連れて来ると言うと納得したのかそれ以上のことは言わない。ついでに仲間を連れてきたら私の入場料は半額にするかと聞くと笑っていた。
音楽が聞こえてきて料理も運ばれるようすが窺える。若者は踊り子に変身する時間になったのかいなくなった、それで厨房を見に行った。調理員に見せてくれと言うと快くOKした。大鍋にはお湯が煮えたぎり何名かで取り囲んでいる、団子状で寝かされていた麺の玉を伸ばして紐状にし、それを指先で押しつぶしながら千切って鍋に放り込んでいる。猫耳麺を作っている。おしゃべりしながらの作業で形も厚さも適当という感じ。麺を伸ばす手際の良さは見事だ、私が掌に唾を吐く真似をしてからさ~仕事を始めるゾという格好をしたら皆さん大笑いしていた。言葉は分からなくても伝わる場面では伝わるものだ。
帰りに串焼き屋に寄った、ビールを飲みながら串を銜えて肉を食べていると中国人の観光客らしき人たちが向かいの席に坐った。半分は路天のような店だから席のテリトリーがあるわけでも無い、なんとなく話が始まり年は幾つかとか身体の調子はどうかなどと聞いてくる。身体はすこぶる健康だと答えたら、さもありなんという顔をしている、私たちを夫婦とカン違いしているようだ。訂正するには言葉の壁があるし一々説明するのもメンドウだから放っていたけど、彼女は日本の大学の講師をしている方なので迷惑な話だっただろう。
ニッポンのヒヒ爺と思われた私も心外だが、内心そのような目で見られるというのはオトコとして悪くないとも思った。(笑)
写真は猫耳麺を作っているところ、実に素朴なものです。
この日の夜は民族舞踊ショー見物がオプションで組まれていたけど、私はパスして地域巡りをした。通りに面した1階部分は店舗で一歩裏に入ると住宅となっている。一戸建て風の屋敷囲いもあるが長屋風のもある。ガラクタが積まれてどこが入口やら分からない家、梨がたわわに実っている庭に入口が色付き文字で飾られた家などが見える。
私たちのツアーの添乗員兼案内役をしてくださった日本語が達者な中国人の女性と一緒だったので心強かった。
マイクロバスから10名ほどの人が降りているのが見えた。暫らくすると又到着し路地を歩いていくので後について行くと、庭で火が燃えていてその周囲を回りマニ車を回して建物に入っていく。入口には数名の若者が立っていてその儀式を先導している。私たちにも入れと言う。
どうやら観光施設の一つらしい。ショート食事で50元とのこと、生憎食事は済ませていたので会場を見るだけにした。民家を改造してホールにして4~50席ほど並んでいる。私の同行の者が出かけたのが一流施設なら、こちらは純朴を売りにしているのだろう、入場料も180元と50元の差がある、しかも食事つきで50元なのだ。
門の前で若者と話にならない会話をして観光客の到着風景を見ていた、庭の奥が厨房になっているので見たかったが断られた。しきりにショーを見るように誘うので、明日仲間を連れて来ると言うと納得したのかそれ以上のことは言わない。ついでに仲間を連れてきたら私の入場料は半額にするかと聞くと笑っていた。
音楽が聞こえてきて料理も運ばれるようすが窺える。若者は踊り子に変身する時間になったのかいなくなった、それで厨房を見に行った。調理員に見せてくれと言うと快くOKした。大鍋にはお湯が煮えたぎり何名かで取り囲んでいる、団子状で寝かされていた麺の玉を伸ばして紐状にし、それを指先で押しつぶしながら千切って鍋に放り込んでいる。猫耳麺を作っている。おしゃべりしながらの作業で形も厚さも適当という感じ。麺を伸ばす手際の良さは見事だ、私が掌に唾を吐く真似をしてからさ~仕事を始めるゾという格好をしたら皆さん大笑いしていた。言葉は分からなくても伝わる場面では伝わるものだ。
帰りに串焼き屋に寄った、ビールを飲みながら串を銜えて肉を食べていると中国人の観光客らしき人たちが向かいの席に坐った。半分は路天のような店だから席のテリトリーがあるわけでも無い、なんとなく話が始まり年は幾つかとか身体の調子はどうかなどと聞いてくる。身体はすこぶる健康だと答えたら、さもありなんという顔をしている、私たちを夫婦とカン違いしているようだ。訂正するには言葉の壁があるし一々説明するのもメンドウだから放っていたけど、彼女は日本の大学の講師をしている方なので迷惑な話だっただろう。
ニッポンのヒヒ爺と思われた私も心外だが、内心そのような目で見られるというのはオトコとして悪くないとも思った。(笑)
写真は猫耳麺を作っているところ、実に素朴なものです。