どこ吹く風

旅のことを主に書く。

観光はつづく

2007年10月24日 07時24分27秒 | 西安留遊
 壷口瀑布を出たときは薄暗くなっていた観光客の姿も見えない、オミヤゲ品屋も大半が店じまいしていた。日本のツアーならこの時間になると宿へ一直線だろうがもう一ヵ所寄るようだ。2Km ほど下流に川中島がありそこに大きな像が亀の上に立っているお寺がある、そこにバスが止まった。吊り橋を渡って島に渡る頃には日も暮れかかっている。何を本尊にしているお寺か分からない、もしかして道教なのか。
 小僧さんに堂内に導かれて席に着くと黄色い袈裟懸けの若い坊主が何やら話し始めた、ある人を指差して質問しその返答に対して又何やら解説らしきものをしている。それが長い、途中退席も考えたがそのような雰囲気ではなかった。終りは一人一人に何かを言うて何かをしているが私は全く理解できないのでそのまま何もしないで出た。外はもう真っ暗で時間が勿体無い気がしたお寺観光であり、外の景色や川の流れを見ているほうがマシだった。

 お寺を出て真っ暗な中をバスは走る、久しぶりに星を見たが外に出たらきっと満天の星だろう、真っ暗というのも久しぶりだった。
 8時ごろレストランにはいる。そこが恐ろしいほどサービスの悪い店でたった一個のお椀は油で汚れているので大声でカップを替えて貰う人、それに対して店員はブツブツ文句を言う。客の言うことを聞かないのでツアーの中国人でさえ不快感を持っているようだった。
ターンテーブルが無いのでアチラ側の料理をとるには手を伸ばさざるを得ない、皿を置く場所が無いと重ねて置くなど新たな知識を仕入れた。(笑) 昼食時に仕入れた知識、お茶でカップとお箸を洗うなど日本のツアーでは得ることの出来ない知恵を得た。50元で翌日の昼食までの4食分を賄うので味・質ともこんなものだろう。オバチャンがもっと食べろと言うが食欲は湧かない、ご飯におかずの汁を掛けて食べる。中華料理でご飯を食べる時はこのイヌ飯がいちばん美味しい。
 分かったことはご飯とスープはお代り自由のようだ、何度もお代りしていた皿が小さい所為もあるだろう、ただ店員さんはなかなか持ってこなかったけど。

 宿の交通兵館に8時半に着いた、これほど遅くまで観光するツアーはめずらしい、日本人グループなら文句が出ただろう。予定している箇所をカットする方が問題になるかな。
 部屋割りで私は40才くらいのビジネスマン風の方と一緒になった。電子辞書やら筆記で話をする、南昌から来たようだ。彼が風呂に入っている間街を見に外に出た、雑貨店でビールを買いラッパ飲みしながら歩いたが店じまいしているので人影も無くツマラナイ。飲み終えて部屋に戻り寝る。

 中国人グループと一緒になって旅をすると目には見えない知識が得られます。