日記帖

飛ぶ鳥のように、渡る風のように、流れる水のように、野に咲く花のように、煌めく星のように。

~U氏のこと~

2024-11-24 17:12:48 | 作文する
昨夜、ある会合が有った。
私はここ数年、書紀みたいにパソコンで議事録を取る係。

そこで「Uさんの代わりに、◯◯をやって」と
上役のAさん、Bさんが言い出す。
Uさんはある病気を病んでいるように見えて、ダメ印(いん)を押して
私を代役に立てるらしい。Uさんは会合に欠席している。
「フォローするのが、私の役ですから、何事も(基本的に)断りません」
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そこまでは良かった。
Uさんの(病気であろう)事について、同情、哀れみ、を感じされる発言はなく、非難ではなく、もはや上から目線どころか嘲笑の的だ。
男性も女性もいたが、男性は年齢の上下を問わずだった。

私は一切何も言わない。

この人はこういう物言いをし、
あの人はそういう物言いをし、
というのが、自分の予想通りに展開されている。
やはりこの人の本性はこれか…とも落胆もしたが、これはどうしようもない。

他人に教えられても、自分で真に理解しなければ、
悟りでも会得でもないのだ。

程なく、会合は終わり、
翌日の今日は、Aさんと様々な雑用に午前中忙殺される。
無給かもしれない。後日なんとかなにかするかはわからない。
休日の午前中の数時間を犠牲にしてくれ…
私だけいつものお誘いである。

Aさんは、再び、Uさんのことを言い出す。
私でなく、Uさんが来たら…という。

私は言った。
”Uさんの立場は誰しもが通る道かもしれない。
さまざまに彼の置かれている立場、年齢、職業、周囲の状況を
考えると、彼は本当に大変ではないのですか?”

Aさんは言った。
私の持つ病気も、Uさんの病気も場所が違うだけ…

心のなかで、良かったと、ただ、それのみ、私は思いました。
やっとわかったのか…とも思いませんでした。
Aさんを見下すことは、
Uさんを見下したあの人達とあまり変わりはないのかもしれません。







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