日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

ラムコーク

2016年05月03日 | 
引越し先を探したとき
引越しは ものすごく久しぶりだったから
イメージトレーニングのために
この本の一節を読み返した


作家の中山可穂が
部屋探しをした時のことが
おしまいの方に書かれている

今も同じ場所に住んでいるか わからないけど
だいたいそのあたりに行けば
ばったり会えるかしらん なんて
京都へ行ってみようかと思ったこともあった

今読んでいる短編集


その中の一つめ
往復書簡


トーベと手紙をやりとりする日本の少女
アツミタミコからの手紙のかたちを取った短編

伝記によると タミコは実在の人物ではなく
トーベに手紙を送った大勢の熱烈なファンの象徴
トーベは送られてきた手紙すべてに
自分で返事を書いていた

その中で トーベは言っている

作家の書いた本の中でこそ作家と出会うべきだ

トーベはもういないけれど
彼女の書いた本には
彼女の人生が
ちりばめられてる

村上春樹が この本の中で言っている
実在の人物をまるまるモデルにすることはないが
特徴やくせや何かを部分的に使うことはあると


ムーミンキャラクターも
そんなふうに作られたんだろうな
単純に
スナフキン=アトス
というものでもなくて

ムーミンのお話の中に
ラムトディだとか ホットラムだとかいった
飲み物が出てくるから
ラムが飲みたくなった
ちょっとだけ 生(き)で飲んで
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