日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

アバウト・レイ 16歳の決断

2018年04月07日 | 映画
時間のやりくりに悩む
今日このごろ
観たかった映画を
やっと観た



エル・ファニング演じる
16歳の高校生レイは
FTMのトランスジェンダー

ホルモン治療が
いよいよ実現間近となり
転校先で男として
再スタートする日を心待ちにしてる



ナオミ・ワッツ演じる
シングルマザーのマギーは
レイを理解し
"彼女"ではなく
"彼"と呼ぶことを忘れない

でも
いざホルモン治療の同意書に
サインするとなると
躊躇してしまう





わかる
いや
本当にはわからないけど
わかる気はする

そんなにキュートで素敵なのに
そのままで全然いいじゃない
『2ガールズ』の
ランディみたいじゃいけないの?



スーザン・サランドン演じる
祖母ドリーの言葉を借りれば
女の子が好きなら
レズビアンじゃいけないの?



祖母のドリーはレズビアン

マギーとレイが暮らす
アパートメントも
本来はドリーと
パートナーのフランシスの住まい

このアパートメントがまた
古くて味があって
オシャレなんだけど



母親1人がサインするのも
エライコッチャなのに
同意書には
音信不通だった父親のサインも
必要とくる



しかも
レイの本当の父親というのが
実は…



自分の事情だけで
いっぱいいっぱいなのに
大人たちの事情にも翻弄されて
レイはもう限界

負けないで!



原題は
『3 Generations』

愛してるのにぶつかっちゃう
ドリーとマギーとレイ
3世代のせめぎ合いは
ガチンコでありながら
ユーモアがあった







わだかまりも何もかもが
消えて♪





あのラストシーンのような日が来るのを
夢見ていたんだけどなと
別の想いにふけりもした
中年の乙女心
遅めの窓ぎわビアガーデン



"寒の戻りありマス"と聞いて
いつ来るかと
パッチ&ハラマキで身構えてたら
今日がそうだったみたい

でも
咲きだした花は
止まらない



ハナミズキ
まわりのヒラヒラじゃなくて
真ん中のイボイボが花なんだった
だからまだまだつぼみ