日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

小説『カンパニー』

2018年04月27日 | 
毎晩ちまちまと
チョイ読みを重ねてた本を
読み終えた

月組公演
『カンパニー –努力、情熱、そして仲間たち–』
の原作本
小説『カンパニー』



舞台もおもしろかったけど
小説もおもしろかった

2017年出版
出たてホヤホヤの小説を
舞台化しちゃうなんて
脚本・演出の石田昌也って大胆!
って思ったけど

月組公演どんなんにしよっかな〜
って考えてる時に
この小説に出会ったんだとしたら
まさにビンゴ!
小説と舞台
幸せなマリアージュの
鐘が鳴ったんじゃないかと思う



舞台を観て
絶妙な配役に感心したけど
ある程度脚本家がいじって
フィットさせたんだろうと思ったら
月組で舞台化されることを
想定して書きましたか?ってくらい
ほとんどそのままだった



ただし
珠城りょう演じる青柳誠二は
小説では
妻に出て行かれ
離婚届を突きつけられた
40代後半の中年男
ティーンエイジャーの娘もいる
名前は誠一

そこはさすがに作り変えてあって
だから
"誠一"を"誠二"としたのかなと思った
セイジ→セイジツ
誠実な印象もアップするし(?)



愛希れいか演じる高崎美波は
小説ではなかなか登場しなくて
これはさすがに石田昌也の創作だったかと
思いはじめた頃に登場した



美弥るりかの退団をほのめかしてる⁉︎
なんて心配してソンした
小説そのままなだけだった

完全に美弥るりかを重ねて読み進めた
"世界の恋人"高野悠

"ハルカチン"の
呼び名の由来がおもしろい



惹かれ合う青柳と美波
元妻の悦子の存在も加わって
大人のほのかな恋心やいかに
というところもおもしろかった



もちろん
バーバリアンの阿久津や那由多
敷島バレエ団の蒼太も登場する

舞台のノベライズ本かと思うくらい
演者にぴたりとはまる



高野悠は
『白鳥の湖』に出演するのか
敷島瑞穂版『白鳥の湖』は
無事上演されるのか
ライブ中継でもう1度
見届けたい



ところで
青柳が敷島バレエ団に出向してから
『白鳥の湖』が上演されるまで
これだけの月日が流れてた



またまためぐってきた最終金曜日
4月ももちろん
プレミアマナイフライデー
あしたは土ようび⤵︎