善光寺をあとにしたバスは北上し、その晩の宿舎であるホテルへ向かいました。
途中車窓から見える公園や学校のグラウンドには満開の桜が今を盛りの状態で乗客の目を楽しませています。花の咲き具合から 桜前線は確実に北上しているのが手に取るようにわかります。
さてバスは飯山市を抜け いつしか傾斜の激しい山道を登りはじめました。 行けども行けどもなかなかホテルが見えてきません。 どうやらバスは山の上を目指して走っているのです。 やがて車窓から見える山林には残雪が見え始め、4月の中旬とは思えない光景が目の前に広がってきました。
道路標示も長野県から新潟県に変ったりしているうちに バスは斑尾(まだらお)高原スキー場を走っています。 少し山肌が見える部分もありますが目の前にあるのは明らかに雪の残っているスキー場です。
斑尾高原に入ってしばらくすると妙高台にある 宿泊先の ヒルサイドホテル ラクラッセに到着です。
ホテルの前にはまだ残雪がそのまま広がっています。 18日の昼間の最高気温は25度近いものであったためすっかり軽装になっており、バスを降りると冬に逆戻りしたような冷気を感じました。
ホテルも冬はスキー客でにぎわった後のようです。 ともあれ 到着後は寒いので大浴場に一目散。ひとっ風呂浴びて夕食会場に向かったので気付かなかったことは窓の外に広がる景色です。
翌日朝風呂に浸かり そのとき目の当たりにした全面ガラス張りの窓の外に広がるスキー場の大パノラマは圧巻でした。
ダイニングルームからはいまだに真っ白に雪化粧した妙高の山頂が目の前にありました。妙高山(みょうこうさん)は新潟県南西部の妙高市に位置する標高2,454mの複式火山で活火山に指定されています。長野県との県境に近いためか長野県側からも北信五岳のひとつとして親しまれています。
食事は まるで学生時代に戻って スキー合宿にでも来た様な懐かしいメニューが楽しめました。
けっして豪勢な内容ではないのですが、ともかく美味しいのです。
家人は この鍋料理に入っていた地鶏の肉団子が とても気に入っていました。
デザートにババロアシュークリームが付いていたのには思わず笑ってしまいました。中味はたしかにババロア色の これは もう 表現のしようのない ユニークな味でした。
部屋もコンパクトにまとまった無駄の無い作りでしたが 寒いのでヒーターをつけて就寝しました。
朝食も どこかノスタルジーすら感じさせるような味でした。
これが 心のこもった応対とあいまって実にいいのです。
そんなこんなで善光寺の次に向かった宿泊先は雪山の高原にありました。場所が長野県と新潟県の県境にあるオフのスキー場であったのです。ちょっとしたサプライズでしたが 企画としては面白い納得のいくものでした。
出発時にも 支配人や従業員が バスに向かって 両手を振ってお見送りしている様子には すっかり気に入ってしまいました。 二日目の朝は午前8時斑尾高原にあるホテルを出発し、一路高遠を目指しました。 続きはまた次回。
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