勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

ドイツの対応について

2020-04-13 17:04:47 | 日記
日経のコラムにドイツが、他のヨーロッパの国と違い、コロナウイルスの戦いで、成功しているとの解説記事読んだ。日本の第二次世界大戦の同盟国だ。日本とドイツは、国民性が、似ている点が多い。

記事によると、ドイツは、今回のような事態への準備ができていたそうだ。日本は、専門家も政府もその場しのぎ。専門家と言っても、元厚生省に官僚や、政府の言いなりの御用専門家ばかり。

記事は、

「感染スピードを鈍らせるには学校閉鎖や大規模集会の禁止しかない。電気やガスは供給できるが、航空・鉄道は滞り、医療はパンク。消毒液やマスクの調達も難しくなる。感染終息には3年かかるだろう」

まるで現状分析のようだが、実は7年前の2013年1月に連邦議会(下院)がまとめた報告書だ。世界規模のウイルス感染が起こったらドイツにどう影響し、政府はどう動くべきか。A4判30ページあまりの詳細なシナリオ分析は新型コロナを予言しているようだ。
そして今年3月、政府が外出制限を発するとドイツは国家ぐるみで一気に動いた。例えばドイツ連邦銀行(中銀)。欧州中央銀行(ECB)が定めた金融緩和の実動部隊として値動きが激しい金融市場と向き合うが、それでも直ちに在宅勤務に切り替えた。」
なるほどと頷ける。

戦略なき、国家日本。



新型コロナ 死亡率を下げたドイツ流


外出制限を導入したドイツでは街角から人影が消えた(3月下旬のベルリン・ブランデンブルク門)=ロイター
新型コロナウイルスの感染が広がるなかでドイツの死亡率の低さが目立つ。背景にあるのは充実した医療制度だけではない。在宅勤務をしやすい仕組みがあり、リスクの高い高齢者は自立した生活をおくるというドイツ流のライフスタイルもある。さらに感染したとしても自宅隔離がしやすい広い家があるという住宅事情にも注目すべきだ。

新型コロナの死者はイタリアが約2万人に達する一方で、ドイツは3000人にとどまる。そのドイツでいま注目されている文書がある。