勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

タイと日本の国民性

2020-04-14 09:32:02 | 日記
タイ人と日本人は、いい意味でも悪い意味でも似ている。物静か、微笑みの国タイ。これは観光や短期でタイに来ると、これをまともに信じてしまう。現実は、閉鎖的で外国人は受け入れないし、鎖国国家。その閉鎖性の表れが、英語が日本よりも通じない。

在家でも仏教5戒を守ることになっている。
3。不邪淫戒…不倫や浮気をしない
4.不妄語戒…嘘をつかない

上の2戒が全く守られていない。

まず嘘をつくのが、悪いことではないタイ文化。また仏教国でありながら、風俗は、日本以上だし。中国の上海も一時は、バンコックと同じ風俗があったが、多分変わらないだろう。

若い女性が、60代後半から70代の欧米の肥満の老人の愛人になっている人の多いこと。そこら中にそのようなカップルの多いこと。まるで戦後の進駐軍のパンパンを見ているようだ。日本の駐在員も同様で、大半がタイ人の愛人を囲っている。

バンコックの日本人街プロンポンに、ある日本人しか住めない有名なマンションがある。ドイツ人と結婚している日本人女性が住もうとしたら、拒否された。言い分は、日本人しか認めていない。そこのマンションには、現実そこに住む単身の日本人駐在員は、タイ人の愛人を住んでいる人が多いらしい。日本人は、見かけタイ人と同じなので、タイ人の愛人と歩いていても、目立たない。だが定年退職して、タイに移住して、タイの愛人と住む日本人も多い。

日本に比べて、衣食住が安く、愛人も。


タイ人の素晴らしいのは、老人や弱者、貧しい人に対して優しい。困っている人がいれば、寄付を集める。

残念ながら、タイ社会は、アメリカの以上に富裕層と貧困層に2極化している。基本的に富裕層は、肌が白く、貧困層は、肌が黒い。アメリカの白人社会と黒人社会を彷彿させられる。地方からの出稼ぎの人がバンコックのブルーカラーや風俗嬢だ。これは中国の大都市、上海や北京と同じだ。建設現場、レストランでは、ミヤンマー人が多い。タイ人は、厳しい、辛い仕事は、したがらない。

日本の天皇と同じように王様がいる。政権は、軍事政権。王様や軍事政権についての批判は、海外メデイヤでもできない。言論の自由は、中国と同じくらいです。残念ながら、ここで何かを書けば、明日には、国外退去。

今回のコロナウイルス 戦争は、今のところ、基本的な、ロックダウン。夜間外出禁止。飛行場閉鎖。200万もの中国人観光客も現在はゼロ。軍事政権なので、感染者が増えれば、24時間の外出禁止令を出すとちらつかして、脅しをかけている。せめて2週間の食料備蓄は、必要だ。でも日本の安倍政権よりもコロナウイルスの戦いでは、成功している。




ドイツの対応について

2020-04-13 17:04:47 | 日記
日経のコラムにドイツが、他のヨーロッパの国と違い、コロナウイルスの戦いで、成功しているとの解説記事読んだ。日本の第二次世界大戦の同盟国だ。日本とドイツは、国民性が、似ている点が多い。

記事によると、ドイツは、今回のような事態への準備ができていたそうだ。日本は、専門家も政府もその場しのぎ。専門家と言っても、元厚生省に官僚や、政府の言いなりの御用専門家ばかり。

記事は、

「感染スピードを鈍らせるには学校閉鎖や大規模集会の禁止しかない。電気やガスは供給できるが、航空・鉄道は滞り、医療はパンク。消毒液やマスクの調達も難しくなる。感染終息には3年かかるだろう」

まるで現状分析のようだが、実は7年前の2013年1月に連邦議会(下院)がまとめた報告書だ。世界規模のウイルス感染が起こったらドイツにどう影響し、政府はどう動くべきか。A4判30ページあまりの詳細なシナリオ分析は新型コロナを予言しているようだ。
そして今年3月、政府が外出制限を発するとドイツは国家ぐるみで一気に動いた。例えばドイツ連邦銀行(中銀)。欧州中央銀行(ECB)が定めた金融緩和の実動部隊として値動きが激しい金融市場と向き合うが、それでも直ちに在宅勤務に切り替えた。」
なるほどと頷ける。

戦略なき、国家日本。



新型コロナ 死亡率を下げたドイツ流


外出制限を導入したドイツでは街角から人影が消えた(3月下旬のベルリン・ブランデンブルク門)=ロイター
新型コロナウイルスの感染が広がるなかでドイツの死亡率の低さが目立つ。背景にあるのは充実した医療制度だけではない。在宅勤務をしやすい仕組みがあり、リスクの高い高齢者は自立した生活をおくるというドイツ流のライフスタイルもある。さらに感染したとしても自宅隔離がしやすい広い家があるという住宅事情にも注目すべきだ。

新型コロナの死者はイタリアが約2万人に達する一方で、ドイツは3000人にとどまる。そのドイツでいま注目されている文書がある。




勝海舟

2020-04-12 08:36:49 | 日記
今朝の日経オンラインで、勝海舟の特集を載せていた

記事は。
勝海舟と長崎 恋と師が深めた平和思想
2020年4月10日 14:00 
   

江戸城の無血開城の立役者、勝海舟は常に戦いを避ける「ハト派」の生き方を貫いた。人生行路をたどると、30代、長崎海軍伝習所で深めた平和外交思想が源流になっているように見える。長崎で一体、何があったんだろう。


勝海舟、坂本龍馬は、大好きな歴史上の人物です。小生のブログ名でわかるかもしれませんが。父親が海軍の軍人であった影響で、山本五十六も大好きです。ただアメリカと戦争をしたら負けることを知っていて、真珠湾攻撃の踏み切ったのは、大きな誤りであったと。彼は、短期決戦で、和平へ導こうと思っていたようですが。

今の日本にまともな政治家がいない。国を思い、日本の国民的のために行動する政治家は、ゼロに近いだろう。幕末には、勝海舟、坂本龍馬等の素晴らしい人物が登場した。今の日本の危機にも誰かでて来るのだろうか。


マスコミと大本営発表

2020-04-10 18:35:22 | 日記
日本の戦略を考える上で、日本のマスコミの問題にも触れないといけない。
戦後日本は、民主国家になったが、マスコミは、相変わらず大本営(政府)の発表を鵜呑みにして各社同じ記事を書く状況は変わっていない。大手新聞や大手のテレビの記者は、自分の媒体で書かせてもらえないことは、雑誌や週刊誌に書く。これも変な話である。今は、記者クラブ制度が昔と違いフリーの記者でも認めるようになったいるが、昔は、外国メデイアは、締め出されていた。首相の会見は、全て質問を会見の前に提出し、決められた記者しか、質問ができなない。現在は、少し自由に担っているかもしれない。記者は、官庁にある記者クラブで、官僚の発表を待っている。優秀な記者は、記者クラブに縛られず、色々取材をするが。。。日本には、タブーがたくさんある。書いては、いけないことが。 

今回のコロナウイルスでもマスコミは、基本的に、日本にしか、目がいっていない。1月に日本で、色々な方(マスコミや医療関係者)に中国人の観光客が、これほどいては、コロナウイルスが、日本で蔓延する日も近いと話したが、ほとんどの人は、関心を示さなかった。2002年から2003年、目の前で、サーズで多くの人が感染し、死亡するのを目にした経験から見ても、日本の今の状態はすぐに理解できた。サーズの時も日本人は、感染者がいなかったから、今回も大丈夫だと思っていた人が大半。実は、2003年に確認は取れていないが、日本人が上海で、感染したとゆう噂は聞いた。

2003年のサーズ以来、この17年での大きな変化が起きた。中国人が豊かになり、世界中どこへ行っても、中国人の観光客であふれている。東京で1月中国人がマスクを爆買いしているを都内の至る所で見かけた。日本人の多くは、隣の火事だから、日本は安全だと思い、爆買いする中国人を見て、バカだなーと思っていたのだろか。あの時すでに武漢は、すでに都市封鎖をしていた。マスコミも政府も日本への感染の警鐘を鳴らしていなかった。

日本人、政府、マスコミともグローバルな視点に欠け、国内にしか目がいかない。麻生財務相が先日の記者会見で、日本のマすコミのグローバルな視点の欠如を批判していた。

日本のタブーは、天皇制、民、在日コリアン、公安警察等たくさんある。中国は、共産党独裁国家だが、日本とくれべて言論の自由があるか?これは、別な機会に。日本は、数日で1000人の新しい感染者が出ている。多分あと2週間で、累計の感染者が、1万から2万人に増えている可能性大だ。安倍首相は、戦犯の祖父岸信介と同じに、コロナウイルス戦の戦犯にならないといいが。


人命軽視とその場しのぎの安倍政権

2020-04-09 11:28:18 | 日記
東洋経済の下記の記事を読んでいて、今回の緊急事態宣言措置に欠けているのは、人命重視の考え方であると気がついた。日本の企業の多くは、社員に今も通勤して、仕事をすることを義務ずけている企業が多い。この記事を読んでいて、今回の措置も、人命軽視とその場しのぎの考え方が、ねずよく残る日本政府と企業に問題があるのは、明らかだと気がついた。まるで第二次世界大戦末期に、もう負けるのがわかっているのに、特攻隊やその場しのぎの作戦させた大本営。
国民に竹槍でアメリカ軍に戦へと言ってみたり、戦艦大和に特攻攻撃で自爆させたり。

満員の通勤列車は、感染の危険が大きいのは、子供でもわかっている。本格的な都市封鎖しないのは、企業の利益に重点を置いて、働く人の人命軽視以外何者でもないい。






緊急事態なのに通勤させられる人々が抱く危難
「生物的な限界」を織り込まない社会の弱点
真鍋 厚 : 評論家、著述家
2020年04月08日

『かつて日本はロジスティクス(兵站)と「人命」を軽視したために戦争に負けたことを忘れてはならない。評論家の山本七平は、第2次世界大戦における日本の敗因を詳しく分析した著作の中で、「バシー海峡」(台湾とフィリピンの間にある海峡)の悲劇に着目した。当時の日本は、制海権のない海に数千人の兵員を満載した「恐怖すべきボロ船」を何十隻と送り込み、推定10万人もの人々がアメリカ軍の魚雷などの犠牲になったのであった。「忘れられた戦没者」とされる彼らは今も暗い海の底に眠っている。
人が、まるでベルトコンベアに乗せられた荷物のように、順次に切れめなく船艙に積み込まれ、押し込まれてぎっしりと並べられていく。そうやって積み込んだ船に魚雷が一発あたれば、いまそこにいる全員が十五秒で死んでしまう――。この悲劇は、架空の物語でなく現実に大規模に続行され、最後の最後まで、ということは日本の船舶が実質的にゼロになるまで機械的につづけられ、ゼロになってはじめて終ったのであった。(山本七平『日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条』角川書店)
山本は、戦時中の日本の指導部について、「明確な意図などは、どこにも存在していなかった。ただ常に、相手に触発されてヒステリカルに反応するという『出たとこ勝負』をくりかえしているにすぎなかった」と述べた。