新潟県の出先機関に身を置き、少しは地域のお役に立ちたいと思う日々。
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●令和6年8月19日(月)
新潟県で初となる新発田市での豚熱患畜発生への対処は、鳥インフル対応の経験も活かされ関係者の努力により円滑かつ短期で殺処分と防疫措置が終了。但し、動員者集合会場や現地養豚場、会議室などの撤収や復元、資材の格納等の後処理も結構大変だ。机上では分からない現場での体感を記録に残したい。
●令和6年8月20日(火)
中山間地域の農村での人口減少は深刻だ。長期的に自律していける地域づくりのためのビレッジプラン策定を新発田地域振興局でも農業振興部署が支援しているが、山あいで生産量の少ない農産品では高品質化だけでの所得確保は難しい。加工流通販売の関与引き込みによる付加価値化と販路拡充に繋げたい。
●令和6年8月21日(水)
新潟県内ブロック単位での知事と市町村長さんとの意見交換会の司会をした。日頃住民生活に密着した対応に追われる首長さんたちから広域的観点での課題や提案を伺えて振興局長としても大きい学びとなる。フリートークでの議論スタイルや懇親会で深まる信頼関係が、県と市町村の団結力を高める様を実感。
●令和6年8月22日(木)
会議と情報交換食事会のために阿賀野市の村杉温泉「長生館」にお世話になる。平日とはいえ夏休みなので小さな子供を連れた家族などもいて和やかだ。待機するロビーの宮田亮平氏の金工作を鑑賞し、縁側に安田瓦の置物が配された日本庭園を眺めると緊張感が和らぐ。湧き水出しの緑茶に心が洗われるよう。
●令和6年8月23日(金)
農産物の輸出拡大には米野菜そのものと加工品も併せて売り込めば、原料にまつわる物語を豊かにして付加価値が高まり効果的と考える。新発田市の有機米はそれを活用したビールがセールスを後押ししている。ハワイから米国本土進出に向けて"新発田"の漢字ロゴを市長が揮毫してインパクトも強めるようだ。
●令和6年8月24日(土)
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の復活上映を観た。爽やかな青春ものだったTVアニメの先入観は消され、バスケの経験が少しでもあるなら分かる没入させる魅力を鮮烈に蘇らせてくれた。下手くそなりに職場のクラブを続けていれば良かったと悔やまれる。スポーツはコートの中の目線でないと面白くないのだ。
●令和6年8月25日(日)
レモンを半分に切った形に風味あるバタークリームを纏わせたレモンケーキを見ると、近所の洋菓子店で時折買ってもらったりした昭和の頃が懐かしく思い出される。そんな想いで新潟市DRESSの同名品を頂いたら概念が激変。素朴な形は引継ぎながらも作り込みの細かさと重層的な濃厚さに大いに驚かされた。
(「R6.8.19-R6.8.25新発田地域振興局長の細々日記」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R6.8.26-R6.9.1新発田地域振興局長の細々日記」に続きます。)
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☆「新発田地域ふるわせ座談会」を日記と別建てで連載してます。
☆新潟久紀ブログ版で連載やってます。
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