●這えば立て、立てば歩め…はじじぃの心も同じ。
コロナ禍で新潟に疎開している赤ちゃんの子育て支援を続けて早くも数か月。自分の子供の時は仕事の忙しさにかまけて目が行き届かず、ハイハイやつかまり立ちなどの"初めて"を見た記憶がない。知らぬ間に気付いた時には狭い安アパート中をはい回り、壁につかまり立ちして壁紙を小さな指でほじくり剥いだりしている姿が目に留まり、「おやまあ」と眺めているだけだった。
不思議なもので、年を取るとそうはならない。まだ寝がえりをしないのは大丈夫なのか、もう大抵の赤ちゃんがハイハイをする月齢ではないのか…などと、実子でもないのに気が気でない。子守をしている部屋の環境や遊び相手の仕方が悪いのかなどと右往左往だ。玉石混交の情報が溢れていると知りつつもスマホを見ては一喜一憂させられる。
ついに寝返りもハイハイもしないままの9か月目。それでも何の誘導も無いのに、ソファーの角につかみ掛かったかと思うやいなや初のつかまり立ちを初めたばかりか、その数日後には伝い歩きまでしてみせたのには本当に驚いた。
教えられることなく陽を目指す植物の芽のような本能に神秘すら感じるのだ。
年を重ねるほどに逡巡しがちになる自分は、調べたり判断したりする自由と引き換えに、迷いなく先に向かう内なる心身の導きを失くしてしまったかのようだ。子育て支援は、赤ちゃん自身や若い母親のためのみにあらず、中年となった自分自身のためにも、今の姿やあり方を省みたり考えてみる上で大いに役立つものだと思う。
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(「ほのぼの育児応援2(立てよ歩めよ)2021.5.2」終わります。「ほのぼの育児応援3(世代間で協力だ)2021.5.15」に続きます。)
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